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2012年4月28日 (土)

デニムパンツのひざ擦り切れ補修

今まで履いていたジーンズのひざの部分が、徐々に薄くなっていき、しまいには擦り切れる…ということはたまに起こりうることですが、このデニムのカーゴパンツの場合は少し違います。転んだことにより、擦り切れてしまったというパターンの方です。

約1ヶ月前の春休み中に、上の娘が小学校の校庭で友達4、5人と“鬼ごっこ”をして遊んでいる最中転んでしまい、その時に出来た“擦り切れ”です。そして、擦り切れと共に、7、8cm大・横長楕円形にひざを擦りむいて帰ってきました。その右足ひざのケガの他、左足のすねもちょっと腫れていました。気になったので整形外科に行くことにしたのですが、レントゲンの結果すねには異常はなかったものの、ひざのけがの方はきれいな皮膚ができるまで治療が必要ということで、春休み中7日間通院しました。最初、病院の先生に説明するのに「鬼ごっこで…」とは、何となく言いづらくて、「追いかけっこで…」と、言い方をちょっとだけ変えてみましたが、50歩100歩でした。

この春中1となった娘ですが、鬼ごっこで転んでケガをする…何とも無邪気です。

迷彩柄のデニムパンツは、以前二人の娘達がヒップホップ系のダンスを習っていた時に、その部で衣装としてそろえて買ったものです。

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近くで見ると、けっこうな大きさです。わりと丈夫なデニムの生地が、これだけ擦り切れたのだから、ひざを負傷するのも無理ありません。

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前にも擦り切れの補修の仕方について書いたことがありますが、やり方はほとんどその時と一緒です。もちろん補修なので、元通りになることはありませんが、“捨てずにまた履ける”というレベルまで直す(補修する)ことが一番の目標です。

まずは、擦り切れたことにより、ぼそぼそとなった生地の織り糸を、裁ちばさみでカットします。すると、多少口が開いたようになってしまうのですが、あて布に似た感じの布を選び、ミシンの糸を柄に近い色で合わせれば、補修跡もあまり気にならなく、そんなに目立ちません。

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あて布はこのブルージーンズの端ギレにしました。ジーンズ表地は青みが強いので、裏側を活用します。

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あて布にしたジーンズを、デニムパンツの擦り切れよりも大きめに丸くカットします。次に、あて布がミシンで縫っているときに動かないよう、両面接着テープを使います。しつけでとめてもいいのですが、細かいミシンの縫い目でしつけ糸を一緒に縫ってしまった場合、取り除くのが面倒なので、私は接着テープを利用しています。

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あて布から接着テープがはみ出さないように、カットしながら擦り切れの周囲に置いていきます。

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あて布の裏側が、デニムパンツの表から見えるような置き方で上にのせたら、アイロンで接着します。

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擦り切れからのぞいているのは、あて布の裏側です。あて布表のブルーが見えるよりも、裏側の方が、迷彩デニムの生地にも馴染みやすいと思い、このようにしました。

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どちらの糸が、縫ったときに色が浮かないかで判断します。濃い色は補修した跡を強調させてしまうことも考えて、薄い色の方を選びました。仮に暗めの濃い色にしたとしても、ご覧のとおり、デニムは無地ではなく迷彩柄なので、補修跡が柄の一部のようになり、そんなに目立つこともないと思います。

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筒状になったパンツの片足をひざまでクシュクシュっとたぐりよせたら、擦り切れたラインより2mmほど外側を、ミシンで1周ぐるりと縫います。縫い初めと縫い終わりは、最後に裏側で2本一緒に結ぶので、縛れる程度に残しておきます。ミシン目は、通常縫う時より、若干細かくします。私の場合、普段のミシン目は、2.4mm~2.6mmくらいですが、擦り切れ補修をする時は、1.5mmにしています。

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幸い、このパンツが幅広なので、スリムパンツに比べたらまだマシな方ですが、それでもひざの位置をミシンで縫っていくのは、骨の折れる作業です。

筒状になったパンツのひざ擦り切れ補修はやりにくいこともあるせいか、内股なり外股なり縫い目をいったんほどき、平らな常態にしてから擦り切れを補修、その後またほどいたところを縫い直して元に戻す…という方法を、洋服のお直し屋さんのHPで見たことがあります。『なるほど、その手もあったか』と感心しました。ほどいてまた縫い直すという、一手間と時間をかけてやり易さをとるか、もしくは、やりにくさはあるけれど、筒状のまま頑張ってミシンを入れるかどちらかなのですが、面倒か面倒じゃないかで判断したらやっぱり後者なので、私は相変わらずこのような補修の仕方をしています。

擦り切れ周りを1周したら、大きく何度も返し縫いをする要領で、前進と後退を繰り返し、擦り切れた箇所をあて布に縫い付けて押さえていくように、ジグザグに左端から右端まで縫っていきます。ミシンにフットコントローラーが付いていれば、それを利用すると楽です。

私の場合は、右端に向かってジグザグに縫っていく時は、フットコントローラーは踏みっぱなしで、左手は擦り切れの左端を持ち、軽く左外側に向かって引っ張っていきます。その間、右手の人差し指は常に返し縫い用のボタンの上にのせておき、縫いを後退させる時に“ピッ”とそのボタンを押してバックさせます。その指をボタンから離すと、自動的にまた前進します。(ちなみに私の愛用しているミシンは、ジャノメの家庭用ポータブルミシンです。)

そのやり方なら、一回一回押さえを持ち上げてパンツの向きを180度変える必要もなく、更に直線で同じところを行ったり来たりすることもなく、ジグザクにだんだん右端に向かい針の位置が移動していきます。

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そのように縫い進め、右端まできたら、ミシン針を刺したままここで初めて押さえを持ち上げ、パンツのひざ部分をぐるっと回し、上下を逆にします。すると擦り切れ右端側に刺してあったはずのミシン針が、振り出しに戻るかのように左端側にくるので、また1回目と同じようにしながらジグザグ縫いをし、右端にたどり着いたのが下の画像です。パンツひざ位置の切り替えが、上の画像はミシンの押さえより下にきていますが、ぐるっと回して上下を逆にしたため、下の画像では押さえより上にきています。

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この工程を繰り返せば繰り返すほど、縫った箇所が頑丈になり硬くなっていきます。なので、あまり硬くしたくない場合には、あて布をもっと柔らかめのものにしたり、もっと縫い目の間隔を開けて、様子をみながらざっくりした粗(あら)いジグザグ縫いにしてもいいと思います。

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縫い初めと縫い終わりのミシン上糸は、裏側に引き出します。

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裏側に引き出した上糸と、元々裏側にあった下糸を、2本一緒に結びます。

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裏から見た状態です。

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表はこのような感じになりました。

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パンツの生地が迷彩柄なので、ミシンステッチや、ちょっとだけ切れ目から見えるあて布の裏側も、それほど目立ちません。っていうより、『そんなに目立たない』と自分にいいきかせます。

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アップで見ると、修理した跡が解りますが、少し離れたところから見れば、「ここ、直しました」と、言われない限りは気がつかない程度にまでなったかと思います。

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やり方を動画で紹介できれば一番解りやすいのかもしれませんが、言葉で、文章で、説明するのはなかなか難しいです。国語の世界です。(今回の補修のやり方の中で、読んでいて解りづらい部分があったらすみません。)

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修理したこのパンツを履いてみた娘は、「見た目はいいんだけど、ひざのところが硬ーい」と言っていました。あて布にしたジーンズ端ギレも、しっかりしたタイプを選んだのと、さらにジグザグ縫いを何回か繰り返したことにより頑丈になった補修箇所が、ケガしたところにあたるのだそうです。“泣きっ面にハチ”となってしまいました。

また硬くなってしまった原因の一つに、接着テープがアイロンで溶け、固まったのりの効果が出ていることも考えられます。「今は硬いけど、履いたり洗濯したりを繰り返していくうちに、だんだん柔らかくなっていくから」と説明すると、半分納得したような、その半面、『本当に柔らかくなるのか…私は丸め込まれてやしないか』という疑問を持つ表情をしていました。

“鬼ごっこ”って何歳頃までやる遊びなのだろう…。さすがに高校生あたりになると、友達同士で「何しようか?」となった時に、「鬼ごっこしよう!」ということも無くなり、いつしか大人になるにつれ、転んでひざを擦りむくほど本気で逃げたり人を追いかけたりすることもなくなります。でも、思い出しました。結婚して、子どもが生まれて成長し、駆け足できるほどまでになった幼かった時のことを。「鬼ごっこしよう!」と、どちらからともなく言い出して、私か子どものどちらかが鬼になって追いかけたり、鬼から本気で逃げたりして遊んだことがありました。母となった私も、日頃の運動不足から、足がもつれて転んでケガすることもありませんでしたが。

長女に続き、最近次女がレギンスのひざにかぎ裂きをこしらえてきたので、近いうちその補修について書く予定でいます。ちなみに、次女のかぎ裂きは、“鬼ごっこ”のせいではなく、外を歩いている時、小枝の先に引っかかり、切れてしまったのだそうです。

今日からゴールデンウィーク突入です。この休みの間に、次女のレギンス補修を頑張って終わらせたいと思っているところです。

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