« 長女の“擦り切れ”に続いて次女の“かぎ裂き”…共通キーワード『パンツのひざ補修』 | トップページ | いっそのこと半ズボンにしてしまえばいいのに…とさえ思った作業ズボンの補修 »

2012年5月25日 (金)

雨がえるとあの日の金環日食

金環日食の日から早4日経ち、この記事の内容もタイムリーではなくなってしまいましたが、21日月曜朝のたわいない出来事について書きたいと思います。

我が家では、毎朝配達される新聞の他、今年の3月から『こども新聞』という子ども向けのものもとり始めました。購読新聞の月額料金にプラス500円追加すると、毎週木曜日にこの『こども新聞』も一緒に配達されるのですが、5月に入ってからだったでしょうか、付録として“日食めがね”が付いてきました。それでも、特にラッキーとも思わず、日食当日見られるかどうかわからないけれど、もしかしたら役立つかもしれないからとりあえずは捨てずにとっておこう…くらいの軽い気持ちでそれを保管しておくことにしました。

ところがその日が近づくにつれ、テレビでやたらと日食についての情報が流れるようになります。それらのニュースから、めったにないチャンスだということが解ると、だんだんと見たい気持ちが高まってきました。これまで日食というものにあまり感心はなかったのですが、ニュースに触発され、『私も見てみたい!出来れば子ども達も見れるといいな』といつしか思うようになっていました。時間的には、上の娘は登校時間中となりそうで、下の娘は30分ほどいつもより早めに登校し、小学校で配られる日食めがねを使って、学校全体で先生方と一緒に観察会が行われることになりました。

上の娘の日食めがねは、こども新聞についていた付録を持たせるとして、私は新たにコンビニかなんかで買えばいいや、くらいに前日まで悠長(ゆうちょう)にかまえていました。そして、21日の午後になって、ホームセンターに行き、これだけ騒がれているのだから、目立つところに置いてあるだろうと思いきや、どこにもありそうになかったので、店員さんにたずねます。「日食めがねはありますか?」と。すると、きっとその日何度も同じ質問をされているであろう店員さんの返事は、「もう、2、3日前に既に売り切れです」というものでした。他のお店に行っても同じ状況なのかもしれない…という悪い予感は的中し、次に行ったスーパーの店員さんにも全く同じことを言われました。

行動が遅すぎたことを悔やんでいても仕方ないので、どうしても見たい金環日食をどうすれば見られるかを考え、こども新聞付録の日食めがねのシート部分を使って2個作ることにしました。

まず適当な厚紙はないか、家の中をうろうろと探しまわったのですが、こんな時に限ってなかなかちょうど良さそうなものが見つかりません。あちこち引き出しを開けてみたりして、結局は買ったままの状態でしまっておいた、ストッキングの包装の中に入っている厚紙を使うことにしました。この先おそらく2度と見ることが出来ない金環日食を見るのに、この際めがねの見栄えなど言ってられません。

次に、元のちゃんとした日食めがねのシート部分を枠から外し、横半分にカットします。その半分にした1枚を枠に戻し、できた隙間を違う色つきの厚紙でふさぎます。厚紙と枠の間、それとシートと厚紙の間のほんの狭い隙間から、太陽の光が漏れることのないように、テープでもよくとめておきます。私が作ったこのめがねで娘の目を傷めてしまっては責任重大だと、これでもかと念入りにテープでとめました。こうして出来上がったものを娘に持たせることにしました。

P1070783360

続けてもう1個自分用を作ります。ストッキングに付いていた厚紙の大きさはそのまま利用し、真ん中を残りもう1枚のシートの大きさに合わせてくりぬき、1個目同様に隙間が出来ないようテープでぺたぺたとめます。サイドからの光を少しでもさえぎるように、両端をそれらしく折り曲げたら私の日食めがねの出来上がりです。

娘の入学式前日に、入学グッズをあわてて終わらせた経歴はありますが、よもや金環日食前日にはさみ片手に日食めがねを工作することになろうとは、自分でも思ってもいませんでした。

P1070782360

当日のテレビは、どこの局も朝からその話題で持ちきりでした。中にはここ宇都宮の状況を、ライブで映しているところもあり、それを見てもう欠け始めていることを知ります。下の子は、学校で見られるのを楽しみにしながら先に登校して行きました。まだ家にいた上の子も、「もう日食始まっているんだね。見れるかも」と言いながら、私の作っためがねを持って玄関の外に出て行きました。日食を見られたことに感激し、興奮ぎみで家の中に入ってくるだろうと勝手に想像していたら、娘の第一声は「足イッター。つまづいた」でした。そんなのどうでもいいからと「それでどうなの。見れたの!?見れなかったの!?」と、普段使いの“ら抜き言葉”を連発しながら質問すると、親子なのでやっぱり答えは「うん。‘見れ’たよ」でした。タイプ的にクールなのは分かっていますが、“世紀の天体ショー”を相手に落ち着いたものです。そんな娘も登校時間になると、「なんかちょっと薄暗いね」とかわくわくした表情で言いながら、めがね片手に家を出ました。

一人残った私はといえば、『リングになるその瞬間を絶対見逃してなるものか』と、そわそわとベランダに出ては、目がね越しに太陽を見ます。いよいよそろそろ…という時、ベランダの手すりにかけて取り付けたプランターの中で、ごそごそと動くものを感じました。見るとそれは一匹の雨がえるでした。日食時に、動物のいつもと違った行動が見られることがある、と確かテレビでやっていたのを思い出し、かえるも生き物、ひょっとしたら何か異常行動を起こすかも…としばし観察することにします。

↓頭の部分が葉っぱに隠れた状態で右下にいます。完全に葉っぱと同じ保護色になっています。

P1070780360

しかし、いつもと違う鳴き方をするわけでもなし、やたらとゲコゲコうるさくなるわけでもなし、私に見られている気配を感じたこのかえるは、『期待を裏切ってごめんね』と、プランターの中パンジーの花と葉っぱの間を、“日食なんてどこ吹く風”のごとくのそのそと移動していました。

↓移動した後のかえるは、やはり右下の方に写っています。見つかるでしょうか。

P1070781360

いつもと何ら変わらないかえるに気をとられているうち、あわやその瞬間を見逃すところでした。普通なかえるは放っておき、本当にいよいよ“輪”になりそうというところで、日食めがねを目にあて、その時を待ちます。途中、あまりに太陽に気持ちがいき過ぎて、間抜けに口を開けて見ている自分に気付き慌てて口を閉じました。そうこうしているうちに、しだいにリング状になってきて、それがつながった瞬間をとうとう見ることができました。昔よくカラオケで歌ったあの歌(ドリカムの『時間旅行』)の歌詞の中に、そういえば『2012年の金環食まで~♪』という歌詞が入っていたということを、これまたテレビで再確認すこととなり、(当たり前のことではあるかもしれませんが…)本当に1年の狂いもなく2012年にその時が訪れたことにもちょっと感動しました。そんなことをいろいろ考えながら、続けて日食を見ているうちに、プランターの中にいるであろうかえるのことは、すっかり頭から抜けていました。

さて、金環日食デーの翌日は、“スカイツリー”の開業日だったので、テレビや新聞でも話題はそちらの方へとまるっきり切り替わっていました。金環日食を無事見ることもできたことだし、次なる目標はスカイツリーに昇ること。ただ残念なことに、私は高所恐怖症なので、展望台まで昇ったとしても、果たしてあの高さから下の景色が冷静に見られるかどうか。きっと、足がすくんで、下を見るのが怖くて、早く下りたくなって…って行きたいわりにマイナスなイメージしか出てきませんが、それでもやっぱり一度は行って展望台昇ってみたいです。いつのまにか“金環日食”から最後は“スカイツリー”の話となった今日のブログでした。

|

« 長女の“擦り切れ”に続いて次女の“かぎ裂き”…共通キーワード『パンツのひざ補修』 | トップページ | いっそのこと半ズボンにしてしまえばいいのに…とさえ思った作業ズボンの補修 »

ベランダガーデニングや寄せ植えのことを少し…」カテゴリの記事

工作」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事