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2012年9月19日 (水)

秋の夜長は…家族対抗ハンドメイドのオセロゲーム!

9月も半ばを過ぎ、もうここまできたら秋もそう遠くはなさそうです。

子供が小さい頃、ダンボールと模造紙を使ってオセロを一緒に工作したことがありました。ダンボールのどちらかの面だけを黒マジックで塗り、その裏側の面はダンボールの元の茶色をそのまま使い、“ハッパロクジュウシ”の数の丸い石ならぬコマをはさみでジョキジョキ切りぬきます。さらに無くしてしまった時を考え、ついでにプラス5個ほど余分に作っておきます。それから、たまたま家にあった黄緑色の模造紙に、8個×8個のマス目を描き、盤を作ります。時間をかけずにすぐにでも遊びたい…けれど厚みのあるダンボール素材は切りづらい…というわけで、コマはだいたいの大きさにフリーハンドで丸く切った、とてもきれいな円とはいえない、大きさもばらばらなものでした。それでもゲームが始まれば、市販のオセロも、工作オセロも全然関係なく充分楽しめました。

それから何年か後、布でも作ってみたいと思い立ち、『表と裏の柄が違う一枚の布』というリバーシブルの特徴を活かし、とりあえずコマだけ作ってみました。とにかく、作りたいと簡単にいっても、最低でも64個数が無くてはならないので、付ける・縫う・貼るなどの手間は出来る限り省きたい。そこから思い浮かんだのが、リバーシブルの素材だったのですが、切れ端の始末を何もしていない断ち切り状態だったため、ボロボロボロボロと、ボロが4つついてしまうほど、織り糸のほつれようがひどく、ゲームをした後は毎回じゅうたんを粘着テープでコロコロして、糸くず取りする必要がありました。何度も使っているうちに、表面と裏面がだんだんはがれてきて、しまいに薄っぺらな2枚の丸い布になってしまうコマもいくつかありました。

これは使えない…とリバーシブルオセロを処分してからも、布でオセロを作りたい気持ちは消えず、残暑も厳しいこの9月にやっと新オセロの制作にとりかかることになりました。素材はフェルトです。前々からコマを作るなら厚みのあるフェルトがいいと、ターゲットをそこだけに絞ってインターネットからも探してみたのですが、3mmまでしか見つかりません。もっと厚手のものが欲しいと、手芸店に行ってはフェルトコーナーをチェックしていました。どこのお店にも置いていない…とあきらめかけていた矢先、先日ある大型ホームセンターの手芸品売り場でイメージしていた通りのフェルトにめぐり会えました。厚さ約5mm強、カラーも迷ってしまうほどいい色がそろっています。

せっかくの手作りなので、最初からコマを白黒に、盤を緑にしないと決めていました。まずは、先に作ろうと思っていたコマの色を選びます。好きな紫色と黄緑にしようか、黄色と青にしようか、表と裏の組み合わせで悩んだ末、下の画像のような水色とやや渋みのある黄色のコンビにしました。最後まで候補に上がっていた紫と黄緑のコンビも捨てがたかったので、後にこの配色使いで盤を作っています。

いつものことながら、非常に長い前置きになってしまいましたが、ここから作り方のご紹介です。

用意したもの:色違いの2枚のフェルト・大きさ30cm×30cm、厚さ5mm強

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この厚さ!2枚を重ねた時、横から見たコントラストも映えそうだし、ひっくり返す時も持ちやすそうです。

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縦横共に30cm÷8等分=3.75cm間隔にチャコで直線を引き、マス目にします。

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厚紙に直径3.75cmの円をコンパスで描き、切ったものを型紙にしながら、円周を鉛筆でなぞっていきます。後から型紙の直径を実際に計ってみたところ、3.5cm強といったところでした。はさみで型紙を丸くカットした際、鉛筆のラインの内側を切ったせいか、予定していたものより小さい円になっていました。でも、そのおかげで、フェルトに描き込んでいくとき、隣り合った円の円周同士が重なり合うことなく、マス内にすっぽりとおさまっています。

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ハッパロクジュウシの円を描き終えました。次に待ち受けるは黄色ですが、同じ作業を続けるのは飽きがくるので、水色を進行させます。

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7本の直線をカットしたら、その1本を8個に分割し、小さな正四角形にして円形に裁断しやすくします。この厚さゆえに、数cm裁断するのも一苦労です。私の右腕の筋肉が動くのを感じながら、右手の握力に全神経を集中させ、思った以上に硬いフェルトを、この夏メンテナンスしたばかりの裁ちばさみで『ジョキーッ、ジョキーッ』と裁断します。さすがの“美三郎”(裁ちばさみのブランド名)も、こんなの切ったことない、とびっくりするほど刃が…もとい…歯が立ちません。こんな厚手のフェルトカットにふさわしい道具はカッターなのだろうか、今私はこのはさみにものすごい負担をかけているのではないか、そんなことを考え考え裁断していました。

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正四角形から円に裁断する時は、左手に持つフェルトを回しながら切るとやりやすいです。

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それでも、薄い布を切るのとは訳が違うので、なかなかきれいな円形にはならず、丸いはずの断面もところどころ‘かくかく’してしまっています。円の形の修正は、最後の最後にやるとして、目標の64個をこなすべく続行します。

何かを制作する時、時間があればあるだけ続けていたいタイプなのに、この裁断するだけの単純作業に関しては、開始してから1時間も経たないうちに、早く終わりにしたい気持ちにかられていました。作業途中、右手に限界を感じ出した段階で、『黄色は明日、黄色は明日…』と心の中で繰り返し唱え、ただ水色を終わらせることだけを励みに頑張りました。疲労のせいか、正四角形がだんだんマシュマロに見えてきました。

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自分に、『ごくろうさん』と声をかけ水色終了です。

翌日やる予定でいた黄色は、翌々日9/15(土)となり、その次の日(16日)、いよいよ貼り付け作業となります。64×2色を裁断し終えた私にとって、今度は、ミシンにしても手縫いにしても‘64枚分縫い合わせる’とかは耐えられなかったので、布にも使えるボンドで貼り合わせることにします。

こういうことをやっていると、必ずやりたがる次女が私のそばに興味津々でやって来て、「貼るの私も手伝うー!」と言ってくれたので、途中からは二人で作業しました。ボンドをどちらかのコマの上に適宜出し、丈ぐしで伸ばしピタッと2色を貼り合わせます。念入りにギュッギュッと2枚を押し付けたら分厚い本を重しにしてのせておきます。

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この分厚い本は、HTMLをもっと勉強して、ネットショップのホームページを今よりいいものにしたいと奮発して買った本です。最近では本棚にしまったままとなっていましたが、ここでこんな風に役立つことになろうとは思いもしませんでした。

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次女自ら「私が本の下に並べるから、ママは貼り付けたものをここに置いてね」と言い出し、2色を交互に並べ始めました。2人での流れ作業が成立です。本の右かたわらには、これから張り合わせるコマが今か今かと待機しています。でも、一人で全部やるよりかは、思っていたより断然スピーディーに終わったので、手伝ってもらって本当に助かりました。

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四角がマシュマロなら、こちらはマカロンといったところでしょうか。コマ1個の厚さは1cmとちょっとあります。

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次は‘盤’の番です…

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こちらは、コマを作り終えた翌日17日の日曜日に制作開始しました。

40cm四方の2枚のフェルトを使います。手芸店でも普通に販売されている薄手タイプです。

色は初めから決めておいた紫と黄緑です。紫のフェルトにチャコで線を引きます。コマより若干大き目の4cm四方のマス目になるようにします。4cm×8マス分=32cmということで、縦横共に1辺が32cmの大きさにカットします。

黄緑のフェルトはその大きさのまま利用し、額縁の枠のようなデザインにします。

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チャコの線をガイドラインにしてミシンでステッチかけます。伸縮することを考え、縦でも横でも、どちらか一方のラインだけを先に7本ステッチします。ステッチもある程度目立たせたかったので、光沢ある緑色の絹100%・50番糸にしました。

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縦のラインが縫い終わったら、多少の縮みが生じるので、あて布をしてアイロンで平らに戻します。試しにどれだけ縮んだかを計ってみると、少なくても全体的に5mm以上は小さくなっていました。31.5cm以下に縮んだものを、手で軽く伸ばしながらアイロンをかけ、元の32cmの大きさまで戻します。
画像では黄緑色のフェルトの上にステッチしたものをのせていますが、まだ2枚はばらばらの状態で、縫い合わせてはいません。

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今度は、残ったもう一方のラインを7本ステッチします。ここでもまた縮みが出るので、前にアイロンをかけた時と同じように、やはり32cmの大きさまで戻し平らにします。

下の画像のように紫フェルトがデコボコしているのは、ステッチした箇所が縮んでいるせいです。

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ゲーム開始時に、‘パッと見(み)’で中心が分かるよう、小さな四角のステッチで目印にしました。

端ミシンで2枚のフェルトを縫い合わせます。ちょうど黄緑フェルトの真ん中に紫フェルトが位置するよう、上に置きます。上側になったフェルトは、ステッチをかけているうちにミシンの押さえにおされて手前側にずれてきます。ずれを防ぐために、私の場合は、押さえの向こうに送られていくフェルト地を、左手で向こう側に気持ち引っ張りながらステッチをかけるようにしています。その他、しつけをしたり、まち針で細かめに留めたりしても、ずれにくくなります。

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紫フェルトの端から2mmほどのラインを端(こば)ミシンで1周して押さえ、仕上げのアイロンをかけます。

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これでゲームが出来ます。

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1周縫ってしまった後で、せっかくだから自分ブランドのタグをはさんでおけば良かったと思い、1辺だけほどいてタグをはさみ込み再度縫い直ししました。

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このオセロ、まだ未完成です。黄緑色の枠の部分に花のアップリケを入れて完成となります。盤用の黄緑・紫のフェルトと同時に買った、数種類のピンクやベージュ、濃い緑色などのフェルトを使い、ちょっとずつ手を加えていこうと思っています。

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ただ、‘盤’制作の過程を見ていた夫が、「それ、いつできるの?」と私に聞いてきたり、次女は次女で、早くこれでゲームがしたいとウズウズしている様子だったので、一旦ここで作業を切り上げ、手作りオセロを子供達に託します。

私が夕飯を作っている間に、長女対次女、次に次女対夫で2回戦ずつゲームをしていました。小4の娘相手に、全身全霊をかけ全力投球で挑(いど)んだ夫は、「55対9でパパの勝ちー」と言い放ち、パチパチパチパチーと手ばたきしながら本気で喜んでいました。

今後、花のアップリケで黄緑色の枠が飾られた時には、またこちらでご紹介したいと思います。

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