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2013年11月

2013年11月 9日 (土)

カットソーの袖口利用リメイク…四つ葉のクローバーからボーダーに様変わりしたファスナー付き小物入れ

ホットコーヒーのおいしい季節になりました。かといって、コーヒーに特別詳しいわけでもなく、こだわりがあるわけでもありません。外出時は、自動販売機の温かい120円缶コーヒー、家の中では、マグカップでカフェオレ、それだけで、少し気分も上向きになれる気がします。缶コーヒーも、特にどこのメーカーのものが好き、というのもなく、厳選豆とか深煎りとかいう短いポップを読み、心が持っていかれたものを選んでいます。かたや、カフェオレとはいっても、レンジで温めた牛乳に、インスタントコーヒーと小さじ一杯程度の砂糖を溶かし混ぜた簡単なものです。たったそれだけのことですが、湯気の立つマグカップを目の前に置きながら、コタツに入って、編み物や縫い物に夢中になる冬時間は、至福のひと時です。

初めにコーヒーの話題を持ち出したのは、たまたまではなく、今回リメイクする小物入れにもちょっと関連があります。

この小物入れは、はっきりとは覚えていませんが、雑誌の付録だったものではないかと思います。リネン素材で、柄は、四つ葉のクローバーにも見えるし、花のようにも見えます。

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先日、小銭を入れるための袋が欲しかったので、しまっておいた小さめのこのポーチを取り出したところ、前後に合わせて4つ、茶色いシミを発見。表地に点々とついたシミは、色からしてコーヒーなのではないかと思っています(ここでコーヒーとつながりました)。衣類などに付いたシミは、時間が経てば経つほど落ちにくくなるもので、逆に、早ければ早いほど落ちやすいと、ずーっと昔、クリーニング屋さんで教わりました。その教えを守り、シミは見つけた時点で、なるべく早めに対処するよう心がけていたはずなのに、いつ付いたもの(シミ)なんだろう…そんなに古いシミでない限り、固形石鹸で落ちるはず、とゴシゴシしてみましたが、気持ち薄くなった程度に終わりました。

シミが落ちないのなら、布を重ねて模様替えしてしまおう…という思いになり、リメイクすることにしました。

まずは布選びから。

こちら↓はだいぶ前に通販で手に入れたカットソーです。春先に着たいと思って買った、サーモンピンクのボーダー柄で、左肩にはボタンが3つ。ついでに、七部袖の左右の袖口に、3cmほどのスリットが入っています。何回か着ているうち、裾や袖口が横に伸びてしまいました。伸びて広がった裾が、着るとなんかしまりなく見える気がして、いつしか着なくなっていました。でも、サーモンピンクの柄の色は、好きな感じのきれいな色だったので、服としてしまっておくのではなく、以後、何かに使えるよう、生地としてとっておくことにしました。

小物入れに使われている、淡いオレンジ色のファスナーに合う生地を、あっちの引き出しこっちの引き出し開けて探しているうち、このカットソーが目にとまりました。

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カットソー以外に使うものとして用意したのは、取り外しのきく、赤茶色の革製の持ち手。

それと、Dカンを通すひもに、例によって例のごとく、上履き入れ制作時に長めに作っておいた余りを活用。

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左肩に付いた3つのボタンも、もちろん使います。

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そして、忘れちゃならないのは、洗濯表示に縫い付けてある予備ボタン。

貴重な1つなので無駄にはしません。

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ポーチの入れ口に比べ、伸びた分だけ、袖口の幅が広めになっていますが、伸縮するニット地の性質を活かし、縫いながらうまく調整していきます。調整がきかないほどどちらかの幅が広い場合には、余った分だけタックを寄せてしまうという方法もあります。

縫い代を入れた縦の長さも決まって、いよいよ裁断。

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いざ切る段階にくると、ためらいます。これ、案外、着てみたら、今でも着られるんじゃないか、とか考えてしまいます。形になっているものを壊すときには度胸がいります。でも、いつまでも着ないものをずっとしまっておくより、使えるように再利用する方がいいに決まっている、という考えに最終的には至り、↓ジョキッとカット。

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かくして“縫い”開始。

デザインで入っていた袖口のスリットは、くけ縫いで閉じます。

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元のポーチのファスナーに縫いとめてある本体の生地に、ボーダーの袖先を合わせ、まつり縫い。

『持ち手があると便利』と思い込んでいる私は、何にでも持ち手を付けたくなってしまいます。

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なので、Dカンにひもを通したものを両脇に挟み込み、そのための準備をします。

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Dカンがスルスルと動いてしまわないよう、ボタン付け糸と同じ糸でひもの両側を縫いとめ、Dカンを固定させます。

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袖の形そのものだと、袖口はつぼまっていて、袖下にくる縫い目が底に向かって末広がりになっています。

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このまま台形でもいいかなと思ったのですが、やっぱり気になったので、広がった分だけ中に入れ込み、縫いとめることにしました。

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ここをくけ縫い。

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くけ縫い終了。

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気になっていた台形も、すっきり長方形になりました。

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元々付いていたカットソーのネームはこの位置に持ってきて

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紺のミシン糸1本どりで縫い付けます。

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カットソーでは隠れて見えなかったネームですが、リメイク後のポーチでは堂々とお目見え。

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左肩に付いていた3つのボタンは、どこにどう並べようかいろいろ置いてみて、ここに決めました。

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底の始末です。縫い代を中に折り込み、まつり糸でくけ縫いします。

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底の縫い付けが終わったところで、いつでも使用可能な状態にまでなりました。

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ボタン糸の色もあれこれ迷って、グレーに決定。

前はネーム、後ろは縦列ボタンと、表情が違います。

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この段階で、中2の長女に見せてみると、「へー、いいんじゃない♪」という、良い反応が返ってきたので、「違うの、違うの。まだこれで終わりじゃないの。ここに、これをこうして、こうやって、縫い付けていこうと思って」と、他に用意しておいた数種類のネームをのせてみました。すると、「いやいや、もうこれ以上何も付けない方がいいって。シンプル イズ ザ ベスト!」って、どこで覚えてきたのか、言われちゃいました。

途中で見せるんじゃなかった…

ネーム類を付ける気満々でいたので、シンプルなのが一番と言われてしまったら、なんだか意気消沈して付けづらくなってしまいました。でも、この小物入れに関しては、作るのは私、使うのも私、娘の貴重な意見は今後の制作の参考にさせてもらうとして、今回は自分の最初の考えを貫くことにします。

まぁ、見てなさい。最終的には、今よりもっといいものになるから。

と心で思っても、絶対になる、という強い自信もなかったので、言葉に出せなかったのが正直なところです。

左肩に3つ、洗濯表示に予備が1つ、全部で4つのボタンがカットソーには付いていました。既に3つ使っているので、残りの1つ、その他、モスグリーンのフリースの上着に付いていたネーム、などなど、いろいろ使い、自分なりに納得いくところで終わりにしたいと思います。

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夜9時半に始まったリメイク作業。2時間経ったあたりで、眠さも限界になり、翌日に持ち越し。翌朝1時間かけて完成させました。

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今回、ミシンはいっさい使わず、全て手縫いだったので、コタツに足を入れたままじっとして、手だけ動かしていました。

フリースサイズは‘M’だった、という小さな証(あかし)が見えます。

それから、4つ目のボタンはここに配置。

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反対側は、3タイプのネームをボタンの横に並べて。

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納得のいくまで、付けたいだけ付けたので、心残りはありません。

レースやビーズなどの装飾類を付けるか付けないかは、それを作る人、使う人の好き好き、とか、好みにもよります。

付けた方がいい

付けない方がいい

どっちでもいい

どうでもいい

だいたいそのへんで、悩んで迷って、『付ける』or『付けない』の結論を出します。4番目の『どうでもいい』は、聞こえが悪いかもしれませんが、投げやりな意味ではなく、それで迷いや悩みが吹っ切れ、割り切れることがあるのなら、一つの考え方として、時には‘あり’だと思います。

長年しまっておいたカットソーも、片方の袖口だけ10cmほど再利用できました。まだ残っているボーダーの生地を使って、次は何を作ろうかと、あれやこれや考えています。

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