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2014年3月23日 (日)

娘の中学校制服のプリーツスカートをウェストで丈出し-前編

先月初めのことだったでしょうか。中2の長女が「担任の先生に今日また言われちゃったから、今日中に直して」と言って、中学校の制服のスカートを私のところに持ってきました。娘の通う中学校では、スカート丈はひざが隠れる長さという校則になっています。それを言われる少し前に、「もう(丈が)ぎりぎりだから、(1学年上の)3年生の卒業式までにはどうにかするように」と、先生から言われたことは聞いていたので、注意を受けたのは、その日で2回目ということになります。1回目の時、卒業式までに、という話もあり、のんびりかまえていましたが、その時既にぎりぎりの状態でもあったわけで、卒業式を待たずして2回目言われるのも仕方のないことです。私からしてみれば、どうにかするの選択肢は、『買う』か『直す』かのうちの二者択一になります。来年の長女の中学卒業と同時に、3学年下の次女が中学校に上がるので、普通なら、そのままお下がりとして使えます。それを考えると、もう1枚新たに買うのはもったえないし、何より安い買い物でもないし…。となると、直すしか道はなく…。

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いくら道はないといっても、私の目の前にスカートを差し出されたのは、午後6時頃。平日でもあり、翌日は制服着用して登校です。となると、娘の言うように、今日(その日)中にどうにかしなくてはならず、本気で言っているのだろうかと耳を疑いました。でも、娘の顔を見たら、『なんとしても今日中にお願い!!』という強い熱意が伝わってきたので、「よし、わかった。何時間かかるかわかんないし、ちょっとこわいけど、頑張ってみるわ」と、夜なべ覚悟で、いざ開始。

学校指定となっている制服類は、子供の成長を見越し、ある程度まで丈出しできるよう、折り返しの縫い代を多めにとった仕立てになっているものが多いかと思います。ただ、プリーツスカートなどは、縦に1本1本きっちりプレスされているので、裾で丈詰めや丈出ししようとした場合は、かなり手間がかかります。プリーツの本数が多ければ多いほど、間隔が細かければ細かいほどなおさらに。それに、プリーツ加工が施されいるものがほとんどと思われ、家庭での裾直しがどこまでできるのかどうかの不安もあります。

そのため、タイトスカートとは違い、裾はいじらず、ウェストで丈直しをすることが多いです。とはいっても、丈詰めはともかく、丈出しの場合、ウェストに縫い代(折り返し)が残っていないとできません。そんなわけで、どれどれ、と裏を確認すれば、さすがは学生服。少なくとも、3.5cmは丈出し可能なように、最大4.5cmの縫い代がとってありました。ファスナーも、縫い代一杯に上まで縫い付けてあり、上止めとなる金具も上まできているので、ファスナー移動の必要もありません。

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丈を出せる限界の3.5cm長くすれば、ひざは隠れることを娘と私の2人で確認した後、そのラインをチャコで横に印していきます。

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それから、左ファスナーなので、右脇となるベルト布とスカート本体にも合印を。

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他、その先がベルトの持ち出しにあたる、ファスナー開きの付け位置に印しをします。また、その反対側は、ポケット布につながる見返しと、表に出るスカート本体とで、ベルトが挟みこまれた中表の状態に縫われています。(↓の画像は、ぐるっと裏返しした後のものです。)ミシンで縫った後、表にひっくり返すと、ベルトが出てくるようになっています。なので、ベルトの端にくるスカートの位置(‘わ’の状態です。)にも切りじつけ。チャコだとだんだん薄くなって消えてしまうので、縫い針にしつけ糸を通し2本どりで一針縫って印を付けます。

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アジャスターの付いた方は、折り返されたスカートの縫い代が動かないように、ちょっとだけ縫いとめてありました。それをほどくと、下のように、ベルトが付いたまま縫い代を上に持ち上げることができます。

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ポケット布の付いた反対側は、ベルトを挟み込んで中表に縫われているので、その縫い目をほどきます。(展開した後で袋状になっているポケット布が開いて、わけがわからなくなってしまわないように、しつけ糸で縫いとめています。)

私は、縫い目をほどく作業では、先のとがった目打ちを使うことが多いです。ほどく道具には、リッパーもありますが、私は目打ちの方が使い慣れているので、ほどきにリッパーを使用することはほとんどありません。小学校高学年になると、家庭科の授業が加わり、みな、それぞれにお裁縫セットを用意します。そのセットの中に必ず1本入っていて、子供たちは、長いのと短いのと先が二つに別れたこの不思議な道具を、初めて目にすることとなり、家の人や先生に「これはいったい何に使う道具なのか」と質問するリッパー。ボタンホールの穴を開けるときにも活躍してくれます。

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リッパーの話はさておきまして…

目打ちでほどく場合は、縫い目に目打ちの先を差し込んだら、その縫い糸を引っ掛けるようにして手前にギューッと引っ張り、ブチッとミシン糸を断ち切ります。ところどころそうやってミシンの縫い目を断ち切り、上糸、下糸取りながらほどいていきます。

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ほどき終えたら、横に展開。

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すると、こうなります。しつけしてあるので、この状態ですが、しつけをとってしまうと、裏地でできたポケット布が、ファスナー毎、さらに横に開いてしまいます。そうなると、何が何だか収拾がつかなくなりそうなので、先にしつけをしました。

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この後、ミシンの縫い目をほどいて、ベルトとスカート部分を離すのに、元々折りたたまれているスカートのプリーツ上部が開かないよう、先ほど印した3.5cmのラインより数ミリ上を、ミシンの粗い縫い目(4~5mm程度)で縫いとめてしまいます。

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これで、ベルトをとっても、広がる心配もなく、後々ベルトを付け直す時も楽です。

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ベルトとスカートを縫い合わせた縫い目だけをほどいていきます。

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もう、じたばたしても、最後まで終わらせないことには、翌日学校へ制服を着て行けないところまで分解。『張り切って頑張るって言っちゃったけど、本当に終わるのだろうか。眠いの我慢して、夜なべは嫌だ。それだけは避けたい』って、この段階では、そんなことばかりひたすら思いながら手を動かしていました。

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ベルトに縫い付けられていたこの四角い布は、裏地で作られた内ポケット。解体作業を興味津々で見に近寄って来た娘が「これいらない」と言うので、外してしまいます。

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この後、引き続き、ベルト布とスカート本体を縫い合わせていくところから、後編として、一両日中にもご紹介します。

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