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2016年9月29日 (木)

500円のカーテンサンプルで作った子供の椅子カバー

かすかに金木犀の香りがしたような気がして、そろそろ、そんな季節になったんだなあって、小さい秋を見つけた何日か前。それから、数日経ち、間違いなく金木犀だとわかるほどに、はっきりとした匂いとなり、あちらこちらで咲いている小さくて黄色い花を、目でも確認。じっとしていると、夏が終わる頃の、何となく寂しい感じに、どっぷりひたってしまいそうなので、「よし、今日は何か一つ、今までやろうと思っていたことを、やるか!」と、たくさんの布の中から引っ張り出したのが、元カーテンサンプルの布。

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雑貨を見ているだけでも楽しいので、何買う目的もなしに、インテリアショップなどにふらふらーと立ち寄ることが、たまにあります。ショップ内のカーテン売り場近くを歩いていた時、いろいろなカーテンサンプルばかり入ったワゴンセールに気付きました。そういえば、カーテン売り場には、売り物ではないイメージ見本としてのカーテンが並んで吊り下がっています。見本としてもお役御免となったサンプルのカーテンが、500円で販売されていたわけですが、布で何かを作ることが趣味の私にとっては、ただただありがたくて。

カーテンが欲しかったからではなく、カーテンとしてそのまま使うのでもなく、ワゴンの中に興味をもったのは、インテリアに使えそうな布(カーテン)が、安く売られていたから。ごそごそとワゴンの中を見ていると、これを使ってクッションカバーを作りたいと、イメージがふくらむような、一枚の布にめぐり会い、衝動買いしました。光沢のある素材は、高級感あるし、柄の青も、好きな色味で、ワンコインでありながらも、高さも幅も1.5mはゆうにありそうなほどの分量、いろんなところに惚れ惚れして、手に入れたあの日から、何年過ぎたことでしょう。まるで昨日のことのように、なんだかんだと語っていますが、だいぶ前の話です。うちには、そんなふうにして、長年、消化し切れていない布たちが、数多く存在します。自慢になりません。宝の持ち腐れ、安物買いの銭失い…。ふと、そんな言葉が頭をよぎります。

気に入って買ったものを無駄にしないためにも、秋のもの寂しさに心が持っていかれないためにも、やる気をだして、一昨日、頑張って作ったのは、クッションカバーではなく、子供の椅子カバー。背もたれと座面の、両方のカバーで、長女と次女の椅子二つ分です。

完成したところで、仲良く並んでもらいました。

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長女が小学1年生に上がる時に、次女の分も一緒に、通販で机セットを買いそろえました。その長女も、今では高校2年生なので、11年目突入の椅子は、それ相応に年季が入っています。

座面も背もたれも、新聞紙を型紙にします。新聞紙を1枚、座面の上に1枚敷き、座面の形に沿って、くるむように裏側に折り込みます。座面の形に折られたラインの上を、ペンなどで、なぞります。

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小→背もたれ、大→座面、

多少、左右が非対称になっていたりするので、縦半分に折って、左右対称にしてからハサミでカットします。背もたれも、同じようにして型紙を作ります。

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その型紙の周囲に、1㎝の縫い代を付けて、生地を裁断。

そこに、我が家の椅子の後ろの形状に合わせて、出来上がり7㎝幅の帯をつけることにしました。背もたれと座面をつなぐようにして、後ろに縦に付いた支えの幅が、約7センチなので、その部分は帯がじゃまにならないよう、コの字に空けます。

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約7㎝幅の▼と▼は、帯を付けない部分の目印

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この生地は、切り口となったところが、ほつれやすいので、ミシンで本縫いする前に、パーツ毎に、全てロックミシンをかけています。

本体と帯を縫い合わせた後、縫い代は帯の方に片側に倒し、端ミシンをかけています。

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後ろ側は形に沿うようにゴムを通してしぼるので、帯の外側を、きんちゃく袋の口布のように縫います。

↑通したゴムが、左側から見えています。ということは、ただ今ゴムは、右の出口に向かってトンネルの中を通過中。

ゴムを入れて、カバーの後ろ側にくる部分をしぼり、ちょうどいい長さでしばってカット。ギャザーも、偏らないように、全体的に均一にします。ゴムの結び目は、口布の中にずらし込んで、見えなくしました。

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試しに、実際カバーを付けてゴムをしぼってみたところ、帯の付いていないコの字に開いた箇所の布が余って浮いてしまい、背もたれと座面の形にフィットしないので、どちらも縦にダーツを入れて、よりピタッと布が張るようにしました。

わかりづらいかもしれませんが、背もたれと座面の後ろ側中心には、それぞれ5~7㎝の長さのダーツが入っています。

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よく、DIYとかで、椅子のカバーではなく、布自体の張り替えのやり方が紹介されています。でも、うちの椅子は見た感じ、それはできなそうでしたし、ミシンで全部仕上げる方が、私には向いているので、カバーを作ることにしました。

カーテンサンプルが、めでたく椅子のカバーに生まれ変わりました。出来上がりに、自分でも大満足です。

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もう、「見て!見て!」と言ってしまいたくなる感情はやっぱりおさえられず、家族が誰か一人帰宅する度に、「ねー、見て!見て!」と、声をかけてみました。みな、それぞれに、帰り時間が違います。最初に帰宅した次女に、早速、椅子を見せながら、見て見てコールをすると、「へー、すごいね!」と言ってくれ、長女に言った時は、ヘッドフォンで音楽を聴いていた時のタイミングだったせいか、「はいはい、ありがとう」、といった、つれない反応。最後の夫は「へー、作ったの!?」と、まあまあ、にこにこしながら言ってはくれたものの、その感想だけでは物足りない私は、我慢できずに「すごいでしょう!」と自ら切り出す始末。家族にどれだけすごい反応を期待していたのか。でも自分に置き換えてみれば、案外、私も、そんなタイプかもと、このあっさりした薄い反応は、親譲りか、と理解できる部分も大いにあります。

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このカーテンサンプルでは、椅子のカバーを作る前に、玄関上収納の、目隠しカーテンを作っています。まだ、ちょっと残っている残布で、今度は何を作ろうかと考えることも、今の私にとっては、ちょっとした楽しみの一つでもあります。クッションカバーを作りたいと思って買ったカーテンサンプルですが、2度の予定変更により、残り布もだいぶ少なくなってきました。次回、この残布でまた何か作った時には、「あの日のカーテンサンプル、それから…」と題し、この場で紹介したいと思います。

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