リメイク

2016年9月29日 (木)

500円のカーテンサンプルで作った子供の椅子カバー

かすかに金木犀の香りがしたような気がして、そろそろ、そんな季節になったんだなあって、小さい秋を見つけた何日か前。それから、数日経ち、間違いなく金木犀だとわかるほどに、はっきりとした匂いとなり、あちらこちらで咲いている小さくて黄色い花を、目でも確認。じっとしていると、夏が終わる頃の、何となく寂しい感じに、どっぷりひたってしまいそうなので、「よし、今日は何か一つ、今までやろうと思っていたことを、やるか!」と、たくさんの布の中から引っ張り出したのが、元カーテンサンプルの布。

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雑貨を見ているだけでも楽しいので、何買う目的もなしに、インテリアショップなどにふらふらーと立ち寄ることが、たまにあります。ショップ内のカーテン売り場近くを歩いていた時、いろいろなカーテンサンプルばかり入ったワゴンセールに気付きました。そういえば、カーテン売り場には、売り物ではないイメージ見本としてのカーテンが並んで吊り下がっています。見本としてもお役御免となったサンプルのカーテンが、500円で販売されていたわけですが、布で何かを作ることが趣味の私にとっては、ただただありがたくて。

カーテンが欲しかったからではなく、カーテンとしてそのまま使うのでもなく、ワゴンの中に興味をもったのは、インテリアに使えそうな布(カーテン)が、安く売られていたから。ごそごそとワゴンの中を見ていると、これを使ってクッションカバーを作りたいと、イメージがふくらむような、一枚の布にめぐり会い、衝動買いしました。光沢のある素材は、高級感あるし、柄の青も、好きな色味で、ワンコインでありながらも、高さも幅も1.5mはゆうにありそうなほどの分量、いろんなところに惚れ惚れして、手に入れたあの日から、何年過ぎたことでしょう。まるで昨日のことのように、なんだかんだと語っていますが、だいぶ前の話です。うちには、そんなふうにして、長年、消化し切れていない布たちが、数多く存在します。自慢になりません。宝の持ち腐れ、安物買いの銭失い…。ふと、そんな言葉が頭をよぎります。

気に入って買ったものを無駄にしないためにも、秋のもの寂しさに心が持っていかれないためにも、やる気をだして、一昨日、頑張って作ったのは、クッションカバーではなく、子供の椅子カバー。背もたれと座面の、両方のカバーで、長女と次女の椅子二つ分です。

完成したところで、仲良く並んでもらいました。

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長女が小学1年生に上がる時に、次女の分も一緒に、通販で机セットを買いそろえました。その長女も、今では高校2年生なので、11年目突入の椅子は、それ相応に年季が入っています。

座面も背もたれも、新聞紙を型紙にします。新聞紙を1枚、座面の上に1枚敷き、座面の形に沿って、くるむように裏側に折り込みます。座面の形に折られたラインの上を、ペンなどで、なぞります。

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小→背もたれ、大→座面、

多少、左右が非対称になっていたりするので、縦半分に折って、左右対称にしてからハサミでカットします。背もたれも、同じようにして型紙を作ります。

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その型紙の周囲に、1㎝の縫い代を付けて、生地を裁断。

そこに、我が家の椅子の後ろの形状に合わせて、出来上がり7㎝幅の帯をつけることにしました。背もたれと座面をつなぐようにして、後ろに縦に付いた支えの幅が、約7センチなので、その部分は帯がじゃまにならないよう、コの字に空けます。

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約7㎝幅の▼と▼は、帯を付けない部分の目印

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この生地は、切り口となったところが、ほつれやすいので、ミシンで本縫いする前に、パーツ毎に、全てロックミシンをかけています。

本体と帯を縫い合わせた後、縫い代は帯の方に片側に倒し、端ミシンをかけています。

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後ろ側は形に沿うようにゴムを通してしぼるので、帯の外側を、きんちゃく袋の口布のように縫います。

↑通したゴムが、左側から見えています。ということは、ただ今ゴムは、右の出口に向かってトンネルの中を通過中。

ゴムを入れて、カバーの後ろ側にくる部分をしぼり、ちょうどいい長さでしばってカット。ギャザーも、偏らないように、全体的に均一にします。ゴムの結び目は、口布の中にずらし込んで、見えなくしました。

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試しに、実際カバーを付けてゴムをしぼってみたところ、帯の付いていないコの字に開いた箇所の布が余って浮いてしまい、背もたれと座面の形にフィットしないので、どちらも縦にダーツを入れて、よりピタッと布が張るようにしました。

わかりづらいかもしれませんが、背もたれと座面の後ろ側中心には、それぞれ5~7㎝の長さのダーツが入っています。

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よく、DIYとかで、椅子のカバーではなく、布自体の張り替えのやり方が紹介されています。でも、うちの椅子は見た感じ、それはできなそうでしたし、ミシンで全部仕上げる方が、私には向いているので、カバーを作ることにしました。

カーテンサンプルが、めでたく椅子のカバーに生まれ変わりました。出来上がりに、自分でも大満足です。

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もう、「見て!見て!」と言ってしまいたくなる感情はやっぱりおさえられず、家族が誰か一人帰宅する度に、「ねー、見て!見て!」と、声をかけてみました。みな、それぞれに、帰り時間が違います。最初に帰宅した次女に、早速、椅子を見せながら、見て見てコールをすると、「へー、すごいね!」と言ってくれ、長女に言った時は、ヘッドフォンで音楽を聴いていた時のタイミングだったせいか、「はいはい、ありがとう」、といった、つれない反応。最後の夫は「へー、作ったの!?」と、まあまあ、にこにこしながら言ってはくれたものの、その感想だけでは物足りない私は、我慢できずに「すごいでしょう!」と自ら切り出す始末。家族にどれだけすごい反応を期待していたのか。でも自分に置き換えてみれば、案外、私も、そんなタイプかもと、このあっさりした薄い反応は、親譲りか、と理解できる部分も大いにあります。

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このカーテンサンプルでは、椅子のカバーを作る前に、玄関上収納の、目隠しカーテンを作っています。まだ、ちょっと残っている残布で、今度は何を作ろうかと考えることも、今の私にとっては、ちょっとした楽しみの一つでもあります。クッションカバーを作りたいと思って買ったカーテンサンプルですが、2度の予定変更により、残り布もだいぶ少なくなってきました。次回、この残布でまた何か作った時には、「あの日のカーテンサンプル、それから…」と題し、この場で紹介したいと思います。

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2015年6月23日 (火)

シャツボタンを総取り替えして涼し気イメチェン

最近、カジュアルショップで買った、濃紺ギンガムチェックのチュニックシャツです。形やデザインは気に入っていたのですが、地味目なボタンが少々気になっていました。木製ではないのに、それっぽい色をしたプラスチック製で、どっちなのかはっきりしない感じをどうにかしたくて。

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このボタン、いつかはまとめて全部取り替えたい!と、着る度に思っていました。そして、一昨日の日曜午後、縫い針片手に頑張り、自分の思い描いていたイメージにリメイクしました。

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透明な小袋に入っているのは、もともと紳士もののワイシャツに付いていたボタンです。前回のブログで登場した、後ろ身頃からハンカチを作ったシャツのボタンを外し、セットでとっておいたものを再利用します。ちょうど大きさも同じでした。

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白っぽく半透明なボタンの方が、この色柄にも合いそう。

このシャツに関しては、ボタンの色の他、あと1か所だけ変えたいと思っていたところがあります。ポケット上部の中心が、山のように気持ち高くなっています。この三角屋根みたいなデザインは、あまり好みではないので、ボタンを取り替えるついでに一緒に直します。

まずは、付けてあったボタンを全部取ります。身頃の前立てに5個、左右の袖に2個ずつ、ポケットに1個、全部で10個。

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ポケット以外のボタンは全部取り替え終了です。

いよいよポケット。見返しを利用して三角に高くなっている形を直線にします。

ボタンホールをかがってあるステッチと両脇の見返し部分の縫い目をほどき、中表になるように見返し布をひっくり返します。

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しまってあるミシンを持ち出すのが面倒に感じたので、ボタンホール下ギリギリのラインで真一文字に手縫いしました。縫い目より上に、1cm弱の縫い代を残し、余分な部分は切り取ります。

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ひっくり返して表を出し、形を整えながらアイロンがけ。やっぱり、ポケット上辺には端ミシンステッチを1本入れたいので、ここで仕方なく、重たいミシンをテーブルの上へ「ドン」と持ち出すことに。ミシンを出したついでに、ほどいてぺらっとなったポケット上部を、両脇とも下からのステッチにつなげて縫い付けます。どうせ出すことになるのだから、初めから素直にミシンを出せば良かったと、心の中でそっとつぶやきました。

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シャツやブラウスの胸ポケットって、男の人は、ペンやカギ、メモ帳、携帯、手帳、などを入れたりするのに、あればあったで便利なのでしょうか。女性でも、例えばヘアゴムやヘアピンなどの小物を入れるのに、日頃から活用されている方もいるかもしれないですね。私の場合は、シャツやブラウスに胸ポケットが付いていたとしても、そこに何か物を入れたことは、これまでほとんどありません。でも、胸ポケットは、あった方が全体的にしまって見える気がします。

それと、ボタンホールが無くなった今、ポケットに付いていたボタンは不要に。とはいっても、ボタンもまたアクセントになるので、付いていた方がいいように思います。

私にとって実用的ではない装飾的なこの胸ポケットは、いっそ、ボタンで身頃に縫い留め、開かずの間にしてしまおうかと思いましたが、洗濯の際、この場所がゴミ取りネットの役目をしたら嫌だなって考え直します。

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たとえ使わないとしても、開かずのポケットにはしたくないし、どうしようかあれこれ考えた挙げ句

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内側にスナップボタンを縫い付けることにしました。

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凸のスナップを縫い付けた時、表に多少出た縫い目を隠すようにして、ボタンを付けています。これで使うことはなくても開閉はできます。意味があるのか無いのかは、深く考えないことにします。

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ポケットもスッキリと四角い形となり、ボタンも総取り替えしたことにより、見た目も涼し気でさわやかに、元のデザインに比べたらちょっとはあか抜けたかな。最終的に、前より少しでも自分好みに良くなったのなら、リメイク成功です。

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こうして袋の中身が白から薄茶色へと入れ替わり、ポケットの切り落としも出ました。前は、こんな端ギレすら、後で何かに使えるかも…と、せっせと取っておいたのがうそのように、近頃の私は、こんなの取っておいてもおそらく使うことはないだろう…と、ゴミ箱へポイ。小さな端ギレが出た時、とりあえずは取っておこう主義だったのが、そうでもなくなり、いるかいらないかの決断も早くなって、迷わず処分することも多くなりました。

以前の私に比べたら大成長です。何でもかんでも、もったいない精神で長いこと取っておいたって、使わない物はずっと使わない。時間はかかったけれど、ようやく気付き始めました。

ポケットをちょっといじりはしたものの、ボタンを取り替えるだけのリメイクで、シャツが明るく軽い感じになって、着ていても新鮮な気分です。ハンカチ作って、ボタンを再利用して、まだ、もったいない精神で取っておいてあるシャツの裾が、少なくとも5枚分は残ってます。

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これらを何にしようかと、普段使わないところの脳を刺激しながらイメージをふくらませている最中です。

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2015年4月23日 (木)

春です。2015年初ブログは、「背中でハンカチ」

年に一度の楽しみだというのに、今年はゆっくりお花見もできないうちに、満開になった桜はあっという間に散ってしまいました。うちには、3学年違いの娘が二人います。そして、ちょうどこの春、同時期に、卒入学を迎えることになりました。小・中学校の卒業式、中学・高校の入学式、全部で式が4回。慌ただしくしているうちに、ソメイヨシノに先に散られてしまいました。

2015年の春、桜にはふられましたが、 今、我が家のベランダの外側ではパンジーが見頃です。

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後ろにスーッと伸びているのは、葉ボタンの花。アブラナ科なので、この菜の花のような黄色が春らしい。

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青いネモフィラも元気です。

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赤みがかったクローバーがアクセントになっています。後ろ右側に咲く花は、ボンザ マーガレットと、買った時の札に名前が書かれてありました。花の中心に向かうにつれ、ほんのりピンク色になっているところがかわいらしく気に入っているのですが、画像では、その微妙な色合いがうまく出せなくて、残念です。

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これまで、数を増やしたり減らしたりしてきた寄せ植えのプランターは、ここ数年で何となく6個に落ち着きました。それより少なくても物足りないし、それ以上になると世話をするのがしんどく感じてくるような、私が一番、面倒を見きれる個数なのだと思います。

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前回のブログ更新は、去年の7月でした。あれから季節も廻り、当然のように紅葉のシーズンを迎え、何度か雪も降り、桜に散られ、9ヶ月。その間、1日1個の足元には全然及ばないものの、ちょこちょこと、小物を作ったりリメイクしたりはしていました。

タイトルにもしました背中とは、何の背中かというと、ワイシャツです。袖口や襟首の内側が擦り切れて、もう着られなくなったシャツの後ろ身頃(背中)の部分を使い、何かできないかと考え、真っ先に思い浮かんだのがただ四角いだけのハンカチ。

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擦れて傷みの速い袖口や襟首に比べたら、後ろ身頃は面積も広い上にもちが違います。傷んでいる箇所がほとんどないこの部分も一緒に処分してしまうのは、ちょっと忍びないので、ひと手間かけて再利用。

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手持ちのハンカチのサイズを参考にして、43cmの正方形に決めました。市販のハンカチの周囲は、三つ巻き縫いのような始末の仕方を見かけたりしますが、家庭用ミシンで普通に縫いやすいように、1cmの縫い代をとって、5mm幅の三つ折りでステッチをかけています。

白い無地のシャツから作ったものは、冠婚葬祭用にしてもいいです。

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こちらは、私の着なくなった、シャツやブラウスを利用して作ったハンカチです。もちろん、使った部分は背中。

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ポケットに入れた状態の時、ハンカチがポケットいっぱいになって、ふくらむ感じにしたくないと思い、小さめに作ってみました。でも、必要以上に小さくしてしまったようで、ポケットに入ってても、何も入っていない感覚がします。存在感のない大きさのハンカチなので、ポケットに手を入れた際「あ、ハンカチ忘れた」って一瞬思います。

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30cm四方のハンカチは、たたむと更に小さくなって、並べて置くと、大人用とまるで園児用。

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ミシンでひたすらダーッと直線縫いし続けて、ハンカチが7枚、新たに加わりました。他にも、処分するのに忍びないブラウスやシャツはまだあるので、「背中でハンカチ」増やそうと思います。

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2013年12月28日 (土)

縫い物したくなったリメイクピンクッション、完成

先日、レースを縫いつけたところまで書いた未完成のリメイクピンクッション

どんな物にしても、完成まで待てず、制作途中で娘達に見せることがよくあります。ピンクッションの前に作ったカットソーのリメイクポーチの時もそうでした。途中の段階で長女に見せ、「シンプル イズ ザ ベスト!」と言われ、意気消沈したのは最近の出来事だったのに、今回も黙っていられず、またやってしまいました。

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↑この時点で「これ、ちょっと見て、見て♪」と長女に見せると

「刺すとこないじゃん」

と言われ、

「あるじゃん」

と、大人気なくも間髪おかずに即返し

それだけじゃ言い足らず、「ピンクッションなんてね、まち針2、3本と、縫い針1本刺せるスペースがあれば充分なんだから」と、ムキになって付け加えました。

そんなやり取りにもめげず、次に持ち出したのは、バイアステープの台紙におまけのように付いていたくるみボタン。これを、革でできたチョコプレートに添えます。

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更に、

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ブルーグレーの丸小ビーズをケースから取り出し。

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レース上側の突き出した模様上に、レース付け時の糸を使い、返し縫いして1コ1コとめていきます。

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私が持っているビーズの一部です。元、ミシンのボビンケースだったものを、不揃いでバラバラになったビーズ入れにしました。ビーズをすくうために、中に横たわっているスプーンは、見たまんまの、アイスを買うともらえるプラスティックのデザートスプーンです。

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こちら手持ちのまち針の一部。中でも、左端に写る赤と白のまち針をたくさん持っています。

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何かの手芸本でいつか見た、パステルカラーの透き通ったガラスのまち針が忘れられず、ネットで探してみました。もし、ネット通販で見つかり、手頃な値段なら欲しいな、とも思いましたが、私の記憶に残っているのとは色味がちょと違かったので、まち針探しはいったんやめることにしました。

そのうち、手芸店に足を運んだときにでも、たまたま目にすることがあるかもしれないし。

でも、このまち針を見ているうちに、ビーズで作れそう…と思い、こんなものを用意してみました。洋服の仮縫い時などに使用される、シルクピン、まち針っぽい感じに近づきそうな、きれいな色をしたビーズ、アクセサリー作りに用いられるかしめ玉、それから、かしめ玉をつぶすための道具、やっとこ。

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これで、まち針、作れる…

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ビーズをシルクピンの先まで通し、次に通したかしめ玉を、やっとこでギュウッとつぶします。

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いかにも、まち針っぽいのができた。

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そんな、一人孤独に大絶賛したまち針でしたが、小さな問題発生。

ビーズの中を通る空洞が広いので、ビーズの落下を阻止するため思いっきりつぶしたかしめ玉だったのに、極細のシルクピンとの間にわずかな隙間(すきま)ができてしまい、指でビーズを動かす気になれば、簡単に動いてしまいます。

これでは、実用性に欠けるので、今度はビーズにも使える手芸用のボンドで固めてしまうことに。

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どうかビーズが落ちてきませんように

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こんな感じのケーキ、ありそうです。革のタグは、チョコのプレート、くるみボタンは、こんなのあったらいいな、ストライプのマーブルチョコ…

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存在感たっぷりな持ち手。

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最初に写真を撮った時点では、立派にかしめ玉がビーズを支えていますが、数日経った今ではボンドの効果も薄れ、白いビーズが悲しく落下しています。

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ビーズが動かないようにかしめ玉を利用するって、なかなかいいアイデアだと思ったのに、そうすんなりうまくはいかないものです。

↑落下後と落下前↓

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かしめ玉も、ボンドも駄目なら、また違ったいい考えが浮かぶまで保留にしておき、実用性に欠ける見せかけのまち針も含めた全部をもって、リメイクピンクッション完成品とします。

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こんな機会でもない限り、一緒に並ぶことはないであろう、同じ生地使用の模様替えした手帳とピンクッション。

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左隣に写るのは次女とコラボの即席ピンクッション

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何か無性に縫い物をしたくなった下の娘が、私の端ギレコレクションの中からこのボーダーの生地を選び出し、中に綿を入れて「これ作ったんだけど、あげる。何にでもいいから使って」と、私にプレゼントしてくれました。

現在5年生の娘が3、4年生くらいのことでしたか。使ってと言われても、使い道がひらめかず、せっかく作ってくれたものだからと、テーブルの上に無造作にしばらく置いておきました。

それから数ヵ月後のこと、白い陶製の容器の縁が2箇所欠け、処分しようとした直前にひらめきました。

これに、あれを入れたらピンクッション。

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ケーキ屋さんで買った、パンプキンプリンの入っていたものを、食後に洗い、デザートカップとして我が家でも再利用していたものの縁が欠けてしまいました。次女からもらった綿入りギフトと大きさもちょうどいいのではないかと、この容器に、ただ、ポンと入れてみました。フカフカしているので、どうせならもっと綿をぎっちり詰め直しして、硬めにした方が針を刺しやすいかなと、ずっと思っていましたが、今回初めてまち針を刺してみた感想は、『サクッという感触が気持ちいい』。わざわざ詰め直しする必要もなさそうだったので、このままでいきます。

器に入れっ放しだった、娘からの綿入りギフトを、久しぶりに取り出してみると、裏側は、別布でふたがしてありました。その布に、付け足すように、少量の綿がボンドで貼り付いています。私が、あの贈り物はピンクッションにしたということを本人に報告でもして、聞いた娘は、それならば綿が足りないと、後からくっつけたのか…。

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いつも、着なくなった衣類にしても、使わない雑貨にしても、愛着のあるなしに関わらず、モノを処分するときには、捨てる前に何か他に使い道はないだろうか、と考えます。今回のまち針みたいに、いい案が浮かぶまで、とりあえずは保留にしておこうと、ひとまずしまい込んでおくこともあります。そんな感じなので、スパッと捨てられないモノも多く、それが私のいいところでもあり、良くないところでもあり、なのですが。

でも、後々、捨てなくて本当に良かったー、って思えることもけっこうあります。たとえどんなに愛着のあったものでも、いずれ時が経てば、古びれ、壊れたり、好みが変わってしまったりして、全く使わなくなってしまう日もきます。そんなとき、捨てる前に何か他に使い道はないだろうかと、いろいろと思いめぐらし、例えばリメイクによって、処分しなくても済む方法が一つでも浮かぶと、ちょっと得した気分になれます。

形から入ってやる気を起こす、使いたくなるようなモノであり道具を手作りして、自分をその気にさせる、何か始めるのに何となく気が乗らないときは、私にはそんな手も大いに効き目があります。テーブル(コタツ)の上にこのケーキみたいなピンクッションを置いておけば、無性に縫い物したくなって、制作意欲もアップするといいなという気持ちを込めて作り上げたリメイク品です。

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2013年12月16日 (月)

さび付いて使わなくなったピンクッションを、縫い物したい気持ちにさせるピンクッションにリメイク

ここ数年、全く出番のなかったクロバーのピンクッション。元は水色地に白い小花柄なのに、針を刺していた跡が、茶色くさびついた感じになってしまいました。下に木製の台が付いているし、中には綿か何かが詰まっているので、ジャブジャブ水洗いはできそうにありません。汚れを拭き取れば、まあまあきれいになるかな、とか、きれいにする方法をちょっと考えてみましたが、これといった案も思い浮かばなくて、いっそのこと処分してしまおうかという気持ちにまでなりました。

でも、捨てずに済む方法が一つありました。雑貨類のリメイクで私がよくやる、布の張り替え。張り替えといっても、元の布を外し、新しい布に取り替えるのではなく、元の布は残したまま、上に重ねて縫い付けてしまうというやり方になります。丸々張り替えるよりも、面倒ではなく、手間は省けます。

手持ちのお気に入りの生地を使い、より、自分好みの雑貨に変身させます。

まずはピンクッションの寸法を測ります。このピンクッションの形は、ほぼ円形なので、メジャーで、生地の直径を測ります。

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木製台を省いた、向こう側からこちら側の針山の距離は、約11cm。

直径11cmということで、半径5.5cmに1cmの縫い代をつけて、コンパスで2重の円を布の裏側に書き、外周を裁断。

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水玉模様になっていますが、こちらは裏で、表は花柄。表裏どちらも使えるリバーシブルタイプの生地です。

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出来上がり線上を細かくぐし縫い。

トラックを一周完走したら、糸を引き絞ります。

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このままドアノブカバーになれそう。

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これを帽子みたいにかぶせて

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糸を絞りながらギャザーを均等に寄せていき、縫い目より下にきている縫い代を、中に折り込みます。

まち針で木製台の際に留めていき

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引き絞った糸をそのまま利用してまつり縫いします。

場所が場所なだけに縫いづらいのですが、ここが頑張りどころとなるトラック2周目。

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2周目も縫い終えたゴール地点で、玉止めして糸始末をすれば、それだけでも充分リメイク終了になりますが、ここからは遊び心を発揮して、いろいろ飾ってオリジナルな感じにしていきます。

装飾一番目に登場したのは、ピンク色をした別珍のリボン。

この花柄の生地のイメージに合わせて買ってきました。

リボンの大きさはどのくらいにしようかとか、針山のどの辺にそれを縫いつけようかとか、あちらこちら試しに置いてみます。

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リボンの大きさと場所がだいたい決まったら、次に革製の持ち手を付けます。

持ち手は長めにして、高さを出し、インパクトを付けます。

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針山に持ち手。いらないようで、やっぱり全然必要ないけれど、ただ付けたいから付ける、それが装飾というものなのだ。…と自分に言い聞かせて。

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こんなふうに、丈夫なボタン付け用の糸で縫いとめ。

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リボンはちょうちょ結びにして結び目を作るのではなく、下のようにリボンの形に折り、中心を縫いとめ固定。

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リボンの形になったら、その縫い糸で針山に留めつけます。

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リボンの結び目となるはずの場所には、ネックレスに使用されていたビーズを。

このネックレス、値札に1995円とありますが、これは元値です。アクセサリーショップのワゴンセールの中から、315円でGETした見切り品です。初めから、身に着けるためのアクセサリーとしてではなく、手芸や何かの材料としての淡いピンク色のビーズを目的にして買いました。

なので、何のためらいもなく、ビーズの通ったテグスを途中からカットして、バラバラにすことができました。

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バラしたうちの、小さいビーズを一つ、リボンの中心に飾り、

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もう一方の持ち手の片端を縫い付けると…

持ち手が「これからは私を持ちなさい」と言っています。

まだまだ飾り付けは続きます。

チャコールグレーのリネンテープを、台の上側に帯状に縫い付け、ついでに持ち手の付け根もそれで覆い隠します。

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リネンテープの上下をミシン糸1本どりで縫い付け。

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リネンテープの幅が広い分、そこが間延びしているように感じたので、何とかしたいと持ち出したのは…

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薄いモスグリーンの綿テープ。以前、折りたたまれた生地を購入した際、十文字に縛ってあったひもです。捨ててしまうのにはもったえないと、しまっておきました。

これを、リネンテープの上から重ね、ストライプのように見せたいと思い、実際、まち針でとめてみたのですが、なんかパッとしないので、他にもっといいものはないかと探して

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このレースを見つけました。画像では色がはっきりわかりにくいのですが、薄いブラウン系の綿レースです。綿テープより綿レースの方が私好みなので、こちらに決定。

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再び、レースの上下を縫い付けていきます。

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前に、消しゴムはんこで作ったショップ名をスタンプした革のタグを上にのせます。適当な大きさに切ったら、いきなり革に縫い針は刺しにくいので、あらかじめ目打ちで4つ角に穴を開けておきます。

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リボンの下側にタグを置き

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4箇所の穴を利用して針山に縫いとめます。

ここまででも相当飾っていますが、凝りもせず、まだもうちょっと装飾は続きます。

近々、完成したものを載せたいと思いますので、結局このピンクッションはどうなったのかという結末を、よろしかったらぜひまた見にきてください。

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2013年11月 9日 (土)

カットソーの袖口利用リメイク…四つ葉のクローバーからボーダーに様変わりしたファスナー付き小物入れ

ホットコーヒーのおいしい季節になりました。かといって、コーヒーに特別詳しいわけでもなく、こだわりがあるわけでもありません。外出時は、自動販売機の温かい120円缶コーヒー、家の中では、マグカップでカフェオレ、それだけで、少し気分も上向きになれる気がします。缶コーヒーも、特にどこのメーカーのものが好き、というのもなく、厳選豆とか深煎りとかいう短いポップを読み、心が持っていかれたものを選んでいます。かたや、カフェオレとはいっても、レンジで温めた牛乳に、インスタントコーヒーと小さじ一杯程度の砂糖を溶かし混ぜた簡単なものです。たったそれだけのことですが、湯気の立つマグカップを目の前に置きながら、コタツに入って、編み物や縫い物に夢中になる冬時間は、至福のひと時です。

初めにコーヒーの話題を持ち出したのは、たまたまではなく、今回リメイクする小物入れにもちょっと関連があります。

この小物入れは、はっきりとは覚えていませんが、雑誌の付録だったものではないかと思います。リネン素材で、柄は、四つ葉のクローバーにも見えるし、花のようにも見えます。

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先日、小銭を入れるための袋が欲しかったので、しまっておいた小さめのこのポーチを取り出したところ、前後に合わせて4つ、茶色いシミを発見。表地に点々とついたシミは、色からしてコーヒーなのではないかと思っています(ここでコーヒーとつながりました)。衣類などに付いたシミは、時間が経てば経つほど落ちにくくなるもので、逆に、早ければ早いほど落ちやすいと、ずーっと昔、クリーニング屋さんで教わりました。その教えを守り、シミは見つけた時点で、なるべく早めに対処するよう心がけていたはずなのに、いつ付いたもの(シミ)なんだろう…そんなに古いシミでない限り、固形石鹸で落ちるはず、とゴシゴシしてみましたが、気持ち薄くなった程度に終わりました。

シミが落ちないのなら、布を重ねて模様替えしてしまおう…という思いになり、リメイクすることにしました。

まずは布選びから。

こちら↓はだいぶ前に通販で手に入れたカットソーです。春先に着たいと思って買った、サーモンピンクのボーダー柄で、左肩にはボタンが3つ。ついでに、七部袖の左右の袖口に、3cmほどのスリットが入っています。何回か着ているうち、裾や袖口が横に伸びてしまいました。伸びて広がった裾が、着るとなんかしまりなく見える気がして、いつしか着なくなっていました。でも、サーモンピンクの柄の色は、好きな感じのきれいな色だったので、服としてしまっておくのではなく、以後、何かに使えるよう、生地としてとっておくことにしました。

小物入れに使われている、淡いオレンジ色のファスナーに合う生地を、あっちの引き出しこっちの引き出し開けて探しているうち、このカットソーが目にとまりました。

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カットソー以外に使うものとして用意したのは、取り外しのきく、赤茶色の革製の持ち手。

それと、Dカンを通すひもに、例によって例のごとく、上履き入れ制作時に長めに作っておいた余りを活用。

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左肩に付いた3つのボタンも、もちろん使います。

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そして、忘れちゃならないのは、洗濯表示に縫い付けてある予備ボタン。

貴重な1つなので無駄にはしません。

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ポーチの入れ口に比べ、伸びた分だけ、袖口の幅が広めになっていますが、伸縮するニット地の性質を活かし、縫いながらうまく調整していきます。調整がきかないほどどちらかの幅が広い場合には、余った分だけタックを寄せてしまうという方法もあります。

縫い代を入れた縦の長さも決まって、いよいよ裁断。

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いざ切る段階にくると、ためらいます。これ、案外、着てみたら、今でも着られるんじゃないか、とか考えてしまいます。形になっているものを壊すときには度胸がいります。でも、いつまでも着ないものをずっとしまっておくより、使えるように再利用する方がいいに決まっている、という考えに最終的には至り、↓ジョキッとカット。

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かくして“縫い”開始。

デザインで入っていた袖口のスリットは、くけ縫いで閉じます。

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元のポーチのファスナーに縫いとめてある本体の生地に、ボーダーの袖先を合わせ、まつり縫い。

『持ち手があると便利』と思い込んでいる私は、何にでも持ち手を付けたくなってしまいます。

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なので、Dカンにひもを通したものを両脇に挟み込み、そのための準備をします。

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Dカンがスルスルと動いてしまわないよう、ボタン付け糸と同じ糸でひもの両側を縫いとめ、Dカンを固定させます。

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袖の形そのものだと、袖口はつぼまっていて、袖下にくる縫い目が底に向かって末広がりになっています。

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このまま台形でもいいかなと思ったのですが、やっぱり気になったので、広がった分だけ中に入れ込み、縫いとめることにしました。

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ここをくけ縫い。

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くけ縫い終了。

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気になっていた台形も、すっきり長方形になりました。

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元々付いていたカットソーのネームはこの位置に持ってきて

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紺のミシン糸1本どりで縫い付けます。

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カットソーでは隠れて見えなかったネームですが、リメイク後のポーチでは堂々とお目見え。

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左肩に付いていた3つのボタンは、どこにどう並べようかいろいろ置いてみて、ここに決めました。

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底の始末です。縫い代を中に折り込み、まつり糸でくけ縫いします。

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底の縫い付けが終わったところで、いつでも使用可能な状態にまでなりました。

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ボタン糸の色もあれこれ迷って、グレーに決定。

前はネーム、後ろは縦列ボタンと、表情が違います。

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この段階で、中2の長女に見せてみると、「へー、いいんじゃない♪」という、良い反応が返ってきたので、「違うの、違うの。まだこれで終わりじゃないの。ここに、これをこうして、こうやって、縫い付けていこうと思って」と、他に用意しておいた数種類のネームをのせてみました。すると、「いやいや、もうこれ以上何も付けない方がいいって。シンプル イズ ザ ベスト!」って、どこで覚えてきたのか、言われちゃいました。

途中で見せるんじゃなかった…

ネーム類を付ける気満々でいたので、シンプルなのが一番と言われてしまったら、なんだか意気消沈して付けづらくなってしまいました。でも、この小物入れに関しては、作るのは私、使うのも私、娘の貴重な意見は今後の制作の参考にさせてもらうとして、今回は自分の最初の考えを貫くことにします。

まぁ、見てなさい。最終的には、今よりもっといいものになるから。

と心で思っても、絶対になる、という強い自信もなかったので、言葉に出せなかったのが正直なところです。

左肩に3つ、洗濯表示に予備が1つ、全部で4つのボタンがカットソーには付いていました。既に3つ使っているので、残りの1つ、その他、モスグリーンのフリースの上着に付いていたネーム、などなど、いろいろ使い、自分なりに納得いくところで終わりにしたいと思います。

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夜9時半に始まったリメイク作業。2時間経ったあたりで、眠さも限界になり、翌日に持ち越し。翌朝1時間かけて完成させました。

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今回、ミシンはいっさい使わず、全て手縫いだったので、コタツに足を入れたままじっとして、手だけ動かしていました。

フリースサイズは‘M’だった、という小さな証(あかし)が見えます。

それから、4つ目のボタンはここに配置。

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反対側は、3タイプのネームをボタンの横に並べて。

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納得のいくまで、付けたいだけ付けたので、心残りはありません。

レースやビーズなどの装飾類を付けるか付けないかは、それを作る人、使う人の好き好き、とか、好みにもよります。

付けた方がいい

付けない方がいい

どっちでもいい

どうでもいい

だいたいそのへんで、悩んで迷って、『付ける』or『付けない』の結論を出します。4番目の『どうでもいい』は、聞こえが悪いかもしれませんが、投げやりな意味ではなく、それで迷いや悩みが吹っ切れ、割り切れることがあるのなら、一つの考え方として、時には‘あり’だと思います。

長年しまっておいたカットソーも、片方の袖口だけ10cmほど再利用できました。まだ残っているボーダーの生地を使って、次は何を作ろうかと、あれやこれや考えています。

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2013年8月24日 (土)

トートバッグに巾着付けるリメイク続編…一重折りまち巾着袋の作り方

雑誌の付録で入っていたトートバッグ。何度か使っているうちに、『このバッグに巾着が付いているといいな』と思うようになり、中の袋だけ個別に作って後付けしました。

時間帯により、スズムシの声がたまに聞こえてくる日もあるほど、だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の記事の続編です。

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バッグの特徴としては、底が丸みのある形をしており、両サイドから底までつながってまちが入っています。2本の持ち手を除けば、本体前後の両面と、サイドから底につながるまちの、3枚のパーツで成り立っています。でも、中に入れる後付けの巾着袋は、そこまで手間をかけて全く同じ形にはしません。底が‘わ’の1枚の布から、折りまちを利用し、元のバッグに‘だいたい合う’ような巾着袋を作ります。

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だいたい本体に合うサイズの巾着を作るために、縦×横、まちの幅など寸法を測ります。

両サイドのまちを半分の幅に折るように平たく置き、横のサイズを出します。

横…39cm。

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底のまちも半分に折って、底から入れ口まで測ったら、約31cm。

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底のまち幅…12cm。

P1090729a200 底の丸みは、大ざっぱに見て、底辺はおおよそ31cm。

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さらに、本体入れ口より上側に、巾着布の高さを出したいので…

そんなとき、どのくらい高く巾着袋の上部を出すか、私が基準にしているポイントは2つ。

1…持ち手を持ったとき、それを越える高さになるほどの荷物をバッグに入れることはほぼあり得ないので、必要以上に縦に長い巾着袋にならないようにします。生地の節約のためにも。

2…今回は、バッグの入れ口に、個別に作った巾着袋を縫い付けるので、袋の口を絞ったときに、元のバッグの形を崩さない程度の分量(高さ)が必要です。私が目安にしているのは、まちも含めた、本体入れ口横幅の半分くらいです。

このバッグの横サイズは39cm。少なくとも、その半分の19.5cmの高さがあれば、元のバッグの入れ口の形をさほど壊さず、無理なく巾着袋の口を絞れるかと、きり良く四捨五入して20cmにしました。

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裏地兼巾着袋にする布は、一箇所として丸みのあるところがない、いさぎのよい長方形。‘わ’で裁断した底を広げると、縦108cm×横41cmの細長い形をした一枚の布です。

縦×横の割り出し方は、先に測った本体のそれぞれの寸法を基準にします。

縦…(31cm+上部にきり良く20cm+ひも通し口部分の縫い代3cm)×2(底がわのため)
=108cm
ひも通し口部分の縫い代は、2cm幅のひも通し口、プラス通し口の中に折り込む分の縫い代1cm、その三つ折りということで、合計3cmにしました。

横…39cm+両脇に1cmずつの縫い代で2cm=41cm

底を‘わ’にして裁断したら、周囲の断ち切りは、あらかじめぐるっと一周ロックミシンや裁ち目かがりなどで、縫い代の始末をしておきます。

ミシンで縫い始める前に、上部のひも通し口の三つ折りと底のまち、それと両脇上部から開きどまりにかけて、アイロンである程度まで形作っておくと、作業も早く進みます。

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底はわになっています。元のバッグのまち幅が12cmなので、その半分となる、底辺より上6cmのラインを、わのまま横に折って持ち上げます。

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開きどまりは、(縫い代を含まない)入れ口出来上がり線より下、8cmの位置です。

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チャコペンなどでその位置にしるしを付けてもいいのですが、アイロンを使っているついでに、8cm下のところをほんの少し横に折ってクセをつけています。アイロン利用の、ちょっとした手抜きです。

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底を折ったまま、開きどまりから底にかけて一気に両脇を縫い

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入れ口から開きどまりにかけては、縫い代を割ります。

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開きどまりより下にくる両脇の縫い代は、自然に片側へ縫い代を消しこむようにして、底のまちを折っていない側に片返しします。

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後から三角に縫わなくても、底を折って脇と一緒に縫うだけで、自動的に作れてしまう、その名も“折りまち”。

底を‘わ’のまま6cm持ち上げ縫うことにより、広げると、その2倍となる幅12cmのまちが現れ、画期的!

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脇の縫い目と一緒に縫い込まれ、三角形に持ち上がった折りまち、デザイン的にわざと表に出したタイプのトートバッグもよく見かけます。

そのような外表に出る折りまちを作る場合には、両脇を縫うとき、今回のようにまち幅で底を片裏側に倒す(折る)のではなく、表地の間に挟み込むようした状態で縫うというやり方になります。

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表の底側から見たまちはこのように↓なっています。

上部から開きどまりにかけて、両脇の開きの縫い代をステッチで押さえた後、ひも通し口に端ミシン。その通し口に左右から2本のリボンをそれぞれ通し、両端を結べば、巾着袋は出来上がりとなるはずだったのに、

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結び終わるとすぐ、切れ端の織り糸のほつれが目につきました。

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この先放っておくと、どんどんほつれてくるのは目に見えているので、一度結んだものを再び戻し、一手間かけることにしました。

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前回のブログでもやり方をちょこっと紹介していますが、織り糸がほつれてこないよう、手でまつり縫いをしています。

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リボンの端をまつり縫いし終えたら、そのまま結びます。

これで巾着袋は完成。

裏無し一重の巾着袋は、通気性もいいので、子供の体操着入れや着替え袋にも向いています。縦や横、まち(ある・なし)幅などちょうど良い寸法に変えて、サイズ違いの袋を何枚か持っていると、役立つこともあります。

この巾着袋を仕上げる前は、本体に縫い付ける予定はありませんでした。バッグに合う大きさの巾着袋を作るにしても、縫い付けず、袋は個別で使えるよう、出し入れ自由にするつもりでした。でも、いざ作り終えてみると、中に入れるストライプの生地が柔らかい素材のため、持ち物が何も入っていないときには、底にくしゃっと沈んでしまって具合が悪いので、縫い付けてバッグと一体化させることにしました。

出来上がった巾着袋は外表の状態で本体の中に入れ、入れ口より4cm下側をミシンステッチで縫い付けます。

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巾着を付けた後も、元のボタンは活用できるよう、バッグ本体に縫い付けるステッチはボタンより下側に入れます。とはいっても、ボタンぎりぎりのラインはミシンの押さえがぶつかり縫いづらい、だけど、なるべくなら入れ口に近い上の方を縫い付けたいし…そんなことを踏まえ、ボタンとネームの間をとり、4cm下に決めました。

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縫い付けるためのステッチを1本入れるのには、非常に手ごわい本体の縫い代を4箇所通過しなくてはなりません。こんな厚みのある手ごわい縫い代部分をうちのミシンで縫うためには、ミシン針を14番に変え、さらに電動だと勢いでその針も折れる恐れがあるので、一針一針、手動で運針させることになります。

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うちの家庭用ミシンでは、太刀打ち(たちうち)できそうにないのがもう見ただけでわかったので、ミシンにとってハードルとなる4箇所の縫い代は、軽々飛び越えステッチ。

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ミシンの縫い目は、いつもなら一目、2.4~2.6mm。でも、‘巾着袋は後から付けました感’をあまり出さないよう、元のバッグの粗い縫い目にさりげなく合わせて4mmにしました。ざっくりした縫い目です。

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このトートバッグ、どこに行くにも常に私が持ち歩きたい、長財布やポーチ類を入れておくのにちょうどいい大きさです。そして、最近使う回数が増えるにつれ気付いたことがあります。持ち手が痛い。どういうことかというと、早い話が、バッグの重さで、ひじにかけた持ち手が食い込んできます。片ひじの関節に持ち手をかけ、ちょっと本屋さんで立ち読みなんかしていると、バッグの重みで、ひじの内側がしだいに痛くなってきます。あんまり痛いので、立ち読みもほどほどにして帰ろうかと、ひじにかけた持ち手を外し、手に持ち変えると、ひじの内側は、持ち手の痕(あと)が痛々しく、くっきり赤く残っています。

ナイロン製という素材は、軽いし、まあまあ丈夫という良い面がある一方、布に比べたら、張りがあって硬く、肌触りもゴワゴワしていたりします。バッグ自体は軽いのに、どうしてこうも痕が残るほど重いのか…考えるまでも無く原因は中身。夏場、水筒などの飲み物をバッグにうっかり入れたままなのに、店内で気付いたとしても、暑い中わざわざ駐車場にとめた車に戻るのも億劫なので、多少の痛みは我慢してしまいます。

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真夏の飲み物に限らず、その場には決して持って行く必要のない暇つぶしのための文庫本、快晴の日の折りたたみ傘、車の中で聴きたいお気に入りのCDなど、余計な物がバッグの中に混入していることが私にはよくあります。(混入しているのは私自身。)常に持ち歩く中身を軽くしていくことを今後の課題にしつつも、いいこと思いつきました。このバッグの持ち手カバーを布で作れば、ひじにあたる箇所のクッションになって、立ち読みの間だって、痛くない。…いいことなのか、そうでもないのか、自分でもわからなくなってきましたが、自分にとっての“こんなのあるといいな”を叶えられるのが、手作りの楽しさ・おもしろさだと思います。“持ち手カバー”、もし作ったときには、『リメイクバッグ続々偏』としてご紹介します。

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2013年7月26日 (金)

雑誌の付録のトートバッグに巾着を付けるリメイク

ある雑誌に付いていた、特別付録のトートバッグ。雑誌の内容・中身も良かったのですが、どちらかというと、この“おまけ”の方に魅かれて買ってしまいました。自分の手作りのものも含め、この手のバッグはけっこう持っているのに、『付録も込みでこの値段!?』、というお得感に心が負けて、手持ちのバッグがまた一つ増えました。ちなみに、おまけのお得感に心が負けることは、このトートが初めてのことではありません。

近頃は、特別付録つきの女性向けファッション雑誌も珍しく感じないほど、当たり前のように“おまけ”の入っているものが目に付きます。そのため、雑誌目当てで入ったわけではない本屋さんの中、付録つき雑誌の並ぶ棚の前で、しばし買うか買わないかの葛藤をすることがたまにあります。

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こちらも、葛藤の末、手に入れたブルーのトートバッグです。

まちがたっぷり入っていて、底は丸みを帯びた形をしています。

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それから、底の四つ角には、底鋲も付いていて、なかなか気の利いたつくりです。地面や床への直置き防止対策用の部品で、手芸店でも取り付けタイプのものが市販されています。

付録を手にする度に思いますが、“おまけ”にしてしまうのにはもったいないくらい、縫製や仕立て、つくりがしっかりしています。

裏地には、表地と同じような素材で、おうど色の無地のものが使われています。表地の青と、裏地のおうど色とのコントラストにもそそられました。

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入れ口の中心には、ちゃんと口が閉じるようにボタンも付いています。でも、何度かこのバッグを使用しているうちに、やっぱり巾着を付けた方が私には使い勝手が良さそうなので、そんな自分に合わせて一手間かけることにしました。

裏地兼巾着袋にするのは、薄手のストライプの生地です。巾着の口を絞るのは、今回はひもではなく、私にしては珍しいのですが、リボンを選んでみました。ひもより、気持ち品があって、大人っぽくなるかなと思って。

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リボンは、横うね調に凸凹と波打つのが特徴のグログランリボンです。メインのカラーはグレー系で、両端が黒く縁取られています。

出来上がりのイメージはどんな風か見てみるのに、折りたたんだだけの生地を、バッグの中に置いてみます。

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実際に縫い付け、完成させたものがこちら↓です。

先に巾着袋を作ってから、それをトートバッグの中に入れ込み、ミシンステッチで本体に縫い付けています。

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巾着の入れ口を絞るのに使用するのがひもの場合は、ただ2本一緒に端を結べばいいのですが、リボンの場合は、断ち切りのままだと切れ端から織り糸がほどけてきます。

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それを防ぐために、ここでもちょこっと手縫いで一手間かけます。

2本のリボンの端に縫い代5mm付けて、中表に縫い合わせた後、縫い代が内側にくるように外表の状態に戻します。

両脇からも、縫い代が見えないように、1cmくらい縁をまつり合わせたら、ひもを結ぶときと同様に、リボンの端を結びます。

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ひもの場合、結び目の端はふさふさしていますが、2本縫い合わせたリボンの端はスッキリしています。

バッグ本体と巾着袋は、入れ口に平行した4cm下側を、ミシンステッチでおさえて縫い合わせています。

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ミシンの上糸は、表地の色に合わせて青に、下糸は、裏地に合わせて白っぽい色にしました。

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表地本体とまちの切り替えにあたる縫い代は、元の裏地と同じおうど色のテープでくるんで始末されています。これはもう、うちの家庭用ミシンでは手に負えない厚みと早々に判断し、縫い代部分はよけて縫い付けることにしました。

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途中ステッチが抜けている部分↓は、表地の縫い代箇所にあたります。ステッチの初めと終わりは、ほどけてこないよう返しミシンしています。

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中です。

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バッグ表地の素材も張りのあるナイロン製で、元々しっかりしているのに加え、まちも12cmと幅広なので、どっしりとしていて、安定感は最高。

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このバッグの中に入れ込んだ巾着袋は、一重の折りまちタイプになります。折りまちは、両脇を縫うだけで“まち”ができてしまうので、三角に縫う手間も省け、それでいて楽だし難しくありません。

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次回は、表地本体サイズに合う巾着袋の寸法の出し方や制作工程など、今回触れなかった部分についても書きたいと思っていますので、お時間があれば、ぜひまた見にきてください。

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2013年4月25日 (木)

模様替えした手帳シリーズ…製図と娘の落書きと

手帳をお気に入りの花柄の生地に模様替えしようと思い立った時、最初は、ブックカバーのように、カバーを作ろうかと考えました。でも、そうした場合、ベルトやベルト通しはどうしようか…茶色の革の部分をどうにか残して活かしたいし…なんていろいろ考えた末、革の部分だけ残し、生地を縫い付けることに決めました。

まずは、針が通って縫えるかどうかの確認です。P1090380200 元のチェック柄の生地が本体に張り付いた状態なので、多少の硬さと縫いにくさは感じましたが、時間をかければいけそうなので、合格。

ベルトとベルト通しのセットは、継続して活用します。
裁断する前に、メジャーや定規を使って要所要所を測りそれぞれの寸法を出します。

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手帳の表からも見える外枠の革もそのまま残したいので、その内側を測ります。

・手帳の縦×横…13.5cm×20.4cm
・外枠からベルト通しまでの上下と横からの距離…上下ともに5.7cm、横の外枠からの距離1.1cm
・ベルト通しの幅と長さ…7mm×2.1cm

測って出た数字を、メモしただけでは頭の中がすっきりしないので、簡単に図で表してみます。最近、ひそかなマイブームとなっている万年筆を使って。

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私が持っているのは、スヌーピーのキャラクターが入ったペン先が金色のものです。
万年筆の使い心地の良さに、最近目覚めてしまいました。

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危うく話が万年筆へとそれていくところでした。

話を元に戻します。

正確に測ったところ、小数点以下の1mmという細かい数字が発生。P1090500180

1mm分は四捨五入し、‘約’という言葉を使って切り捨てたいところですが、ピッタリサイズで仕上げるために、1mmたりとも切り捨てません。

製図を参考にしながら、チャコで生地に線を引き、縦×横の周囲に縫い代を付け裁断。

その後、アイロンで出来上がりサイズに形作ります。

切り込みを入れる箇所の裏側には、補強のために接着芯を貼りました。

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ベルト通し上下にくる三角の切り込みは、裏側にきっちり折り込みます。

残りの両脇縦長の(製図の斜線)部分は、切り込みから先端にボンドを付けた竹ぐしを刺しこみ、生地の裏側に塗り、ベルト通しの下側に貼り付けました。(貼り付けたのは生地周囲の縫い付けが終了してからです。)

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元の手帳の上に、形作った生地を重ね、切り込みからベルト通しを出したら、まち針で留めながら縫い付け開始。糸は、手縫い用のまつり糸30番では強すぎるので、60番のミシン糸を使用。

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他、部分的にへこんで、生地が浮いてしまう箇所の裏側にも、縫い付け途中に竹ぐしでボンドを入れ込み、元の本体に貼り付けています。

生地が動かないよう、まち針を刺し込むようにして留めながら、ちくちくと縫い進めます。

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最終的に、ネームやタグ、ボタン、レースなどで飾り付けをしてこうなりました。

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中を開ければ、SINCE1989とあります。驚きです。引き算したら、軽く20年を越えました。たまに記入したりしなかったりを繰り返しているため、まるっきり未記入となっているページがけっこうあります。となると、西暦だけ書き換えればまだ使えるので、もったえなくて捨てるに捨てきれず、あっという間の20年越えです。

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その長い年月の間に、子供も生まれ、落書きできる年齢となった頃に描いた絵です。

私自身が書き込んだ過去の行事やメモなど、使用済みとなったページはその都度処分していくのですが、こういう何気なく描かれた子供の絵をたまたま見つけてしまうと、何となく捨てられず、いまだ挿絵(さしえ)みたいにして綴(と)じたままでいます。

左は耳の形からして、何かのキャラクターか動物か。熊か犬かねずみなのか。

右は、しみじみ見たら、幼いわりになかなか細かいところまで表現しているなと感心した、荷台に何か積んでいるトラックが信号待ちをしている絵です。…だと思います。何といっても、タイヤがちゃんと4つ描かれていたのに、少しだけ感動しました。

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だいたい同じ年頃の時に、同じような絵を描いていた気がするので、正直、二人の娘のどちらが描いたものなのかは、はっきり断定できません。編みタイツの女の子をよく描いていたのは長女、何重ものハートをやたらと描いていたのは次女、とか、見分けるための判断材料や特徴も、特別なかったように思います。もしかしたら、あったのかもしれないのに、私が忘れてしまった可能性も。

ただ、当時、子供2人連れて週2ペースで通っていた場所に着くと、大人のまじめな会話に飽きないよう、「何でもいいから好きな絵をここに描いていてね」と、ボールペンと手帳を渡していたのは覚えています。

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おそらく、その頃既に、数字を順番に並べて書けるまでになっていたのは長女だと思うので、きっとこれらの落書きの主は長女だろうと推測しています。

左は多分というか、絶対時計です。なぜなら、12が一番上にきているから。12時は20時までの間にあと一回存在します。

‘3’と‘6’と‘20’の書き方がおしい!!

右は、決めつけてしまっていいのか分かりませんが、桜でしょうか。花びら一枚一枚、先が別れていて、全体的に樹木風。

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こちらは、大量の‘×じるし’か‘しゅりけん’か。

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このくらいなら、2歳違いの次女でも描けていたかもしれないので、これに限っては、どちらとも言いきれない気がします。

とっておきたい子供たちの手紙やイラストなどあった時には、気が付けば、どちらが何歳の頃描いたものなのか、紙の裏に名前・日付・年齢など記入するようにしています。でも、この手帳に落書きをした時には、私もそこに気が回らなかったようです。

幼少時、こんな感じの絵を描いていた娘達も、それぞれ中学生と小学生になり、今でもイラストや絵を描くのは好きみたいです。
ふとページをめくった時、この落書きを目にすると、『こんなの描いていた時代もあったなあ』と、ほのぼのとして癒されるので、このまま手帳の中の挿絵として残しておくことにします。

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2013年4月 9日 (火)

新年度に入ったので、心機一転、20年ものの手帳を模様替え

手帳を持つ‘OL’に憧れて、高校卒業後、就職してから自分のお給料で買ったものです。それ以来、ずーっと肌身離さず持ち歩いていたわけでもなく、こんな私のことなので、使う年・月があったり、引き出しにしまったまましばらく使わない年・月があったり、手帳の存在を思い出してはまた使い始める…その繰り返しでした。P109036080_2

20数年来、共に過ごしてきたこの手帳。大切に使っていきたいと、新年や年度の切替時に中身だけを取り替えればすむ、ルーズリーフ用のバインダー式手帳をその時選びました。

近頃は、携帯に引き続きスマホ一つで充分間に合うほど、スケジュール、アドレス、電卓にメモや辞書など、いろいろと便利な機能が備わっているので、慣れないながらも活用しています。そんな私が、また再び『手帳を持ち歩こう』と思ったきっかけは、最近あった出来事にあります。歯医者の予約していた日をうっかり忘れてしまいました。その日のカレンダーには、しっかり“歯医者4時”と書いてあったのに、当日朝チェックすることなしに、『今日確か何かあったような気がする…』と思いながら夕方まで過ごしました。そろそろ夕飯のしたくをしようと台所に立ったものの、気持ちはモヤモヤしたままだったので、振り返ってカレンダーを見ると、“歯医者4時”の文字が。これだったのか…自分にがっくりです。確認したのは、5時過ぎで、せめてあと2時間早く気がついていたら間に合ったのに。

この件があってから、カレンダーに予定を書き込んだからといって、安心できない、と思うようになってきて、数日落ち込んでいたのですが、その落ち込みを持ち上げてくれるような話題を耳にしました。後日、何の気なしに聴いていたラジオで、偶然にも『私の立ち直れない失敗話』といった感じの、その時の私にとってはタイムリーなリスナーによる投稿コーナーが始まりました。当然、耳をすまし集中して聴いていると、一人の投稿者の方から寄せられた話が歯医者の予約の内容で、これまたピタッと自分にあてはまり、さらに耳をかたむけ集中。

要約すると、
『歯医者の予約を入れていた日をうっかり忘れてしまったので、電話をかけ予約を入れ直したのだが、またその予約していた日を忘れてしまった。再度予約を入れ直す電話をかけたのに、またその日を忘れてしまったのだが、さすがに三度目は恥ずかしくて、また予約を入れ直す電話をかけられなかった。それから、この前なんかは、車を運転し出したが、どこへ行くのかを忘れた』という内容でした。投稿者の文章も、自分に起こった出来事をおもしろおかしくしている感じが何となく伝わってきて、それを読むパーソナリティーの女性も、時折笑いながら最後まで楽しそうに読んでいました。そして、リスナーである私も、思わずクスッとしました。失敗も、人に話せば笑い話になったり、自分の負の気持ちが消化されることもある…と、逆に「そのくらい大したことないよ」と励まされた気がしました。

そういえば、予約日時を忘れていたことに気付いてすぐ、予約を入れ直すためお詫びも兼ね歯医者に電話をすると、「あー、大丈夫です、大丈夫ですー♪。それで、次はいつにしますか?」と、にこやかな声で応対して下さり、「そういうことは、よくあることですからー」みたいに、言ってもいない受付の方の心の声を都合良く聞いた気がしたような。

おっちょこちょいな面もある私なので、失敗することも‘度々’というよりかは、しょっちゅうあります。でも、そんな私であってもミスを最小限に防ぐため、カレンダーを見なくたって、『今日は何かあったような…』と思ったその時点で、出先でも確認できるよう手帳を持ち歩くことを思い立ちました。年代のせいなのか、スマホに入力するより、手帳に書き込む方が、私にとっては楽でスムーズな気もするし。

そこで、長いこと見慣れてきた柄にも“ありがとう”をして、気分も新たに、お気に入りの花柄の生地に張替え、春の模様替えをすることに。

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紫も、ピンクも、黄緑も、黄色も、花の色に使われている全部の色味と花柄の雰囲気が好きな、綿麻混素材の生地です。周囲の縫い代を中に折り込み、ベルト通しの部分は切り込みを入れ、このような↓状態にしたら、革の外枠の内側を、手で一針一針まつり、縫い付けていきます。

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まつり縫いが終わったら、手帳を飾る目的で買ってきた材料を使い、ネーム周りをデコレーション。

左端の花モチーフは、ファスナー用のチャームとして、ファスナーコーナーに置かれていました。花柄生地の中のピンクの花を、そのまま立体的なモチーフにしたかのように、印象がよく似ています。右下のトーションレースは、青みがかった緑色のブルーグリーン。その上は、金古美色をしたアクセサリー用チェーンです。手帳の飾り以外にも、後々何かに使えそうだったので、50cm購入。

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そこに、ふと頭に思い浮かんだ、あの時の“モップのフリンジ”を仲間に入れます。フリンジに連結している2本の毛糸は、レース用のかぎ針でくさり編みして太さを出します。

コガネムシの背中を思わせる、このグリーンにきらめく大小のボタンは、葉っぱのようにも見えたので、花モチーフのかたわらに縫いとめることしました。ネーム下に縫い付けたトーションレースと、材質こそ違えども色味がほぼ同じ。わざわざ買ったものではなく、元々持っているものの中から探し出し、“これがいい!”と、ピンときたボタンです。

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手帳の表は、花柄のブラウスに、小さなブローチを付ける風。

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このフリンジの形を整えているうち、‘ふさ’をわけられることに気が付いて。

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5つに分けて、花びら風にまとめてみました。『おーっ!!なかなかいいかも』と、自画自賛。

手芸って、楽しい…

歯医者のことなどすっかり忘れ、ただいま手芸に没頭中。

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表だけ飾って、裏というか後ろというか、反対側が寂しくならないよう、持ち出したのはこちら↓。私が着ていたタンクトップ襟元の、後ろ中心に縫い付けられていたネームのタグ。着ることもなくなって処分する際、タグの裏を見たら、かわいらしい花と英文字の刺しゅうが入っていました。いつものごとく、『何かに使える』と感じ、部分的に切り取り保管していました。

今回これを使うにあたり、改めてこの英語を読んでみます。あまり難しいことは書かれていなかったので何となく理解できたのですが、どうやら洗濯表示のようです。正確に訳したら微妙にニュアンスは違ってくるのかもしれませんが、多分、

・漂白しないで下さい。
・乾燥機にかけないで下さい。

みたいなことが書かれています。
手帳は漂白もしなければ、乾燥機にもかけません。全て了解です!
承知したところで、縫い付けます。

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シンプルなポスターの四隅(よすみ)をかわいい画鋲(がびょう)で留めるイメージ。
手に持ったとき裏が出ても・見えても嬉しくなれそう。

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数え切れないほど持っているボタンの中から、合いそうなものをピックアップ…選ばれる前までは、コガネムシボタンもこの4つと同じ場所にいました。

あえて、4つとも同じものでそろえず、種類の異なるボタンを使い、このコーナーだけで楽しんでみました。

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裏はこれで完了です。表は、ゴテゴテしない程度にもうちょっとだけ手を加えたいと思っています。金古美のチェーンにビーズを付けたいのですが、どのビーズをどんな風に付けようか、頭の中で考えがまとまらないので、とりあえずはこの状態で、花柄手帳を使い始めることにします。

新学期開始となる4月から5月にかけては特に、子供たちの学校行事やイベントなどが、集中して慌ただしく入ってきます。まずは、昨日早速学校から配布された大量のプリントをもとに、中学校と小学校の年間スケジュールでも書き込んでみます。
また夕方カレンダーを見た時、『うわーっ、今日○○だったのに忘れてたー!』、ってことにならないためにも。

さて、中2となった長女の通う中学校では今日が入学式で、小5となった次女の小学校は明日行われます。幼稚園や保育園の入園式も、今週あたりが多いのでしょうか。

この春、お子さんがご入園ご入学を迎えるみなさま、本当におめでとうございます。

これから、楽しく素敵な園生活・学校生活が待ち受けていることを、心から願っています。

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