失敗談、ドンマイ編

2013年5月14日 (火)

ゴールデンウィーク中、ほつれて着られなくなったカーディガンの補修

ゴールデンウィーク何日目のことでしたか、朝方は涼しく、日中気温が上がり暖かい日がありました。それでも、太陽が雲に隠れ、風がちょっとでも吹こうものなら、肌寒く感じて、いったん脱いだカーディガンを着た時のことです。‘ピキッ’という小さな音が聞こえました。直感で、何やら不吉な音だな、と思ったものの、カーディガンの非常事態に気付かず歩いていたら、「ここ、切れてるよ」と、斜め前を歩く長女に言われました。指をさされた右肩あたりを見てみると、黒いカーディガンの前立てと身頃の切り替えの間から、下に着ていた青いギンガムチェックのブラウスの柄が10cm以上の長さでのぞいていました。

そんなわけで、いくら寒くても、ほころびたままのカーディガンを着ているわけにもいかず、すぐさま脱ぎました。何が悲しいかって、買ってからまだ、一ヶ月も経っていないのにこうなってしまったことです。着ていたのが七部袖のブラウスだったので、カーディガンに腕を通す時、ブラウスの袖が持ち上がってきてもたつくことのないよう、ちょっと無理な着方をした私に原因があります。

直そう、直そうと思っているうち、ゴールデンウィークも過ぎ去り、先週土曜の晩やっとその気になりました。

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前身頃から、肩の縫い目を通過して、後ろ身頃まで達する、全長約12cm。

カーディガンって、ここがこうなることあるんだな、って初めて知りました。と同時に、よっぽど無理な着方をしない限りはこうならないことも分かりました。

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悔しいついでに、アップで撮影。

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ボタン付けにも使える手縫い用の30番を使用。ニットものの直しは、質感が似ていて、近い色の糸を使うと、直したあとが目立ちにくいです。

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カーディガンの前立ては、身頃を挟み込むようにして、表側と裏側に半分折りになっています。

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なので、元の状態のように身頃を挟み直し、表からまち針でとめます。

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裏側はこのような感じです。ところどころ白っぽく見えるのは、表側から刺しているまち針。

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糸は1本取りで、またほつれてくることがないよう、できるだけ細かくまつり縫いしていきます。まつった糸が、表から見えないようくけ縫いしました。人目に触れる表を重点的にきれいに直したいので、裏側のことはあまり気にせず、先に表をまつります。

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最後のまち針まで来て、もう少しで最終地点。

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最終地点としていた後ろ身頃の端までたどり着きましたが、念には念を入れて、折り返して同じところを二度、重ね縫いして戻ります。

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表の重ね縫いが終わったら、そのまま針を表から裏に刺し出し、今度は裏側を縫っていきます。こちらは表と違い、多少縫い目が出ても、着用してしまえば人目に触れることはありません。なので、表ほど気は遣わず、細かい縫い目で返し縫いをしていきます。

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返し縫い中

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直しの終わった裏側。

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こちらは表。

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これでいつでも着られます。ということで、昨日着ました。

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このニットの直しは、前立てにしても、身頃にしても縫い代があって、切り替え部分の縫い目がほつれたケースだったので、細かいくけ縫い(表側)や返し縫い(裏側)で直しました。

その他、ニットものやTシャツなど、どこに引っ掛けたのか、小さく穴が開いてしまうことがあります。ちょっとした穴なら、質感の似た、近い色の手縫い用糸やミシン糸を選び、裏側から細かく繕(つくろ)い、ほつれ止めしておけば、それ以上大きくなるのを防げます。それに、ニット素材は、案外、着ているうちに直した箇所が馴染んでくるので、素材や穴の大きさによっては、布ものより補修跡が目立ちにくかったりします。今後もし、ニットものの、小さな穴ふさぎをすることがあったら、こちらで紹介できればと思います。

ここのところ、寒暖の差が激しい日もあり、カーディガンが重宝しています。その代わり、脱いだり着たりも忙しくなってくるのですが、また‘ピキッ’といかないように気をつけます。

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2013年4月 9日 (火)

新年度に入ったので、心機一転、20年ものの手帳を模様替え

手帳を持つ‘OL’に憧れて、高校卒業後、就職してから自分のお給料で買ったものです。それ以来、ずーっと肌身離さず持ち歩いていたわけでもなく、こんな私のことなので、使う年・月があったり、引き出しにしまったまましばらく使わない年・月があったり、手帳の存在を思い出してはまた使い始める…その繰り返しでした。P109036080_2

20数年来、共に過ごしてきたこの手帳。大切に使っていきたいと、新年や年度の切替時に中身だけを取り替えればすむ、ルーズリーフ用のバインダー式手帳をその時選びました。

近頃は、携帯に引き続きスマホ一つで充分間に合うほど、スケジュール、アドレス、電卓にメモや辞書など、いろいろと便利な機能が備わっているので、慣れないながらも活用しています。そんな私が、また再び『手帳を持ち歩こう』と思ったきっかけは、最近あった出来事にあります。歯医者の予約していた日をうっかり忘れてしまいました。その日のカレンダーには、しっかり“歯医者4時”と書いてあったのに、当日朝チェックすることなしに、『今日確か何かあったような気がする…』と思いながら夕方まで過ごしました。そろそろ夕飯のしたくをしようと台所に立ったものの、気持ちはモヤモヤしたままだったので、振り返ってカレンダーを見ると、“歯医者4時”の文字が。これだったのか…自分にがっくりです。確認したのは、5時過ぎで、せめてあと2時間早く気がついていたら間に合ったのに。

この件があってから、カレンダーに予定を書き込んだからといって、安心できない、と思うようになってきて、数日落ち込んでいたのですが、その落ち込みを持ち上げてくれるような話題を耳にしました。後日、何の気なしに聴いていたラジオで、偶然にも『私の立ち直れない失敗話』といった感じの、その時の私にとってはタイムリーなリスナーによる投稿コーナーが始まりました。当然、耳をすまし集中して聴いていると、一人の投稿者の方から寄せられた話が歯医者の予約の内容で、これまたピタッと自分にあてはまり、さらに耳をかたむけ集中。

要約すると、
『歯医者の予約を入れていた日をうっかり忘れてしまったので、電話をかけ予約を入れ直したのだが、またその予約していた日を忘れてしまった。再度予約を入れ直す電話をかけたのに、またその日を忘れてしまったのだが、さすがに三度目は恥ずかしくて、また予約を入れ直す電話をかけられなかった。それから、この前なんかは、車を運転し出したが、どこへ行くのかを忘れた』という内容でした。投稿者の文章も、自分に起こった出来事をおもしろおかしくしている感じが何となく伝わってきて、それを読むパーソナリティーの女性も、時折笑いながら最後まで楽しそうに読んでいました。そして、リスナーである私も、思わずクスッとしました。失敗も、人に話せば笑い話になったり、自分の負の気持ちが消化されることもある…と、逆に「そのくらい大したことないよ」と励まされた気がしました。

そういえば、予約日時を忘れていたことに気付いてすぐ、予約を入れ直すためお詫びも兼ね歯医者に電話をすると、「あー、大丈夫です、大丈夫ですー♪。それで、次はいつにしますか?」と、にこやかな声で応対して下さり、「そういうことは、よくあることですからー」みたいに、言ってもいない受付の方の心の声を都合良く聞いた気がしたような。

おっちょこちょいな面もある私なので、失敗することも‘度々’というよりかは、しょっちゅうあります。でも、そんな私であってもミスを最小限に防ぐため、カレンダーを見なくたって、『今日は何かあったような…』と思ったその時点で、出先でも確認できるよう手帳を持ち歩くことを思い立ちました。年代のせいなのか、スマホに入力するより、手帳に書き込む方が、私にとっては楽でスムーズな気もするし。

そこで、長いこと見慣れてきた柄にも“ありがとう”をして、気分も新たに、お気に入りの花柄の生地に張替え、春の模様替えをすることに。

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紫も、ピンクも、黄緑も、黄色も、花の色に使われている全部の色味と花柄の雰囲気が好きな、綿麻混素材の生地です。周囲の縫い代を中に折り込み、ベルト通しの部分は切り込みを入れ、このような↓状態にしたら、革の外枠の内側を、手で一針一針まつり、縫い付けていきます。

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まつり縫いが終わったら、手帳を飾る目的で買ってきた材料を使い、ネーム周りをデコレーション。

左端の花モチーフは、ファスナー用のチャームとして、ファスナーコーナーに置かれていました。花柄生地の中のピンクの花を、そのまま立体的なモチーフにしたかのように、印象がよく似ています。右下のトーションレースは、青みがかった緑色のブルーグリーン。その上は、金古美色をしたアクセサリー用チェーンです。手帳の飾り以外にも、後々何かに使えそうだったので、50cm購入。

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そこに、ふと頭に思い浮かんだ、あの時の“モップのフリンジ”を仲間に入れます。フリンジに連結している2本の毛糸は、レース用のかぎ針でくさり編みして太さを出します。

コガネムシの背中を思わせる、このグリーンにきらめく大小のボタンは、葉っぱのようにも見えたので、花モチーフのかたわらに縫いとめることしました。ネーム下に縫い付けたトーションレースと、材質こそ違えども色味がほぼ同じ。わざわざ買ったものではなく、元々持っているものの中から探し出し、“これがいい!”と、ピンときたボタンです。

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手帳の表は、花柄のブラウスに、小さなブローチを付ける風。

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このフリンジの形を整えているうち、‘ふさ’をわけられることに気が付いて。

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5つに分けて、花びら風にまとめてみました。『おーっ!!なかなかいいかも』と、自画自賛。

手芸って、楽しい…

歯医者のことなどすっかり忘れ、ただいま手芸に没頭中。

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表だけ飾って、裏というか後ろというか、反対側が寂しくならないよう、持ち出したのはこちら↓。私が着ていたタンクトップ襟元の、後ろ中心に縫い付けられていたネームのタグ。着ることもなくなって処分する際、タグの裏を見たら、かわいらしい花と英文字の刺しゅうが入っていました。いつものごとく、『何かに使える』と感じ、部分的に切り取り保管していました。

今回これを使うにあたり、改めてこの英語を読んでみます。あまり難しいことは書かれていなかったので何となく理解できたのですが、どうやら洗濯表示のようです。正確に訳したら微妙にニュアンスは違ってくるのかもしれませんが、多分、

・漂白しないで下さい。
・乾燥機にかけないで下さい。

みたいなことが書かれています。
手帳は漂白もしなければ、乾燥機にもかけません。全て了解です!
承知したところで、縫い付けます。

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シンプルなポスターの四隅(よすみ)をかわいい画鋲(がびょう)で留めるイメージ。
手に持ったとき裏が出ても・見えても嬉しくなれそう。

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数え切れないほど持っているボタンの中から、合いそうなものをピックアップ…選ばれる前までは、コガネムシボタンもこの4つと同じ場所にいました。

あえて、4つとも同じものでそろえず、種類の異なるボタンを使い、このコーナーだけで楽しんでみました。

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裏はこれで完了です。表は、ゴテゴテしない程度にもうちょっとだけ手を加えたいと思っています。金古美のチェーンにビーズを付けたいのですが、どのビーズをどんな風に付けようか、頭の中で考えがまとまらないので、とりあえずはこの状態で、花柄手帳を使い始めることにします。

新学期開始となる4月から5月にかけては特に、子供たちの学校行事やイベントなどが、集中して慌ただしく入ってきます。まずは、昨日早速学校から配布された大量のプリントをもとに、中学校と小学校の年間スケジュールでも書き込んでみます。
また夕方カレンダーを見た時、『うわーっ、今日○○だったのに忘れてたー!』、ってことにならないためにも。

さて、中2となった長女の通う中学校では今日が入学式で、小5となった次女の小学校は明日行われます。幼稚園や保育園の入園式も、今週あたりが多いのでしょうか。

この春、お子さんがご入園ご入学を迎えるみなさま、本当におめでとうございます。

これから、楽しく素敵な園生活・学校生活が待ち受けていることを、心から願っています。

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2012年2月26日 (日)

一度はチャレンジしたかったアルファベット26文字

これまで数々の消しゴムはんこを作ってきましたが、前々から一度は作ってみたいと思っていたものがあります。それは“アルファベット26文字”のはんこです。A~Zまでで26、それを全てそろえたものをセットで欲しいと思っていました。

思ってはいても、なかなか行動に移せずにいたのですが、今回思い切って彫るきっかけとなったのは、うちの金魚にあります。3~4年ほど前となる夏祭りに、金魚すくいでもらってきた8匹の小さな金魚、今では3匹となってしまいましたが、10cmくらいの大きさに成長し、こうしている今も水槽の中を悠々(ゆうゆう)と泳いでいます。

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朝7時が1日1回のえさやりの時間で、二人の娘が1日交代でえさをあげる当番制にしています。以前は、前の日にあげたのが誰なのか忘れてしまい、「私が昨日やった。(えさをあげた)」「いや、私があげた。」と、どうでもいいようなことでお互い言い合うことがたまにあったので、あげた人は自分の名前をその日にカレンダーに記入するようにしました。これで、私が仲裁に入ることも減るかと思いきや、面倒なのか名前を書くことすらやらない時があります。そうすると、「どっちが昨日えさをあげたの?」という私の言葉を合図に、「私が昨日やった。」「いや、私があげた。」という小さな姉妹げんかがまた始まります。

というわけで、我が家の金魚のいる水槽が置いてあるラックのそばには、日毎に名前が書き込んであるカレンダーが壁にかかっています。ずいぶんと前置きが長くなりましたが、この手書きの名前を、イニシャルスタンプで押したなら、ちょっとしゃれた感じだし、名前を書くよりポンって押す方が楽しみながら続けられるかなと思い、イニシャルだけでなく、この際アルファベット全部彫ってしまおうと思い立ちました。

昨晩10時半過ぎに、文字をトレーシングペーパーに直(じか)に書き出すところから初め、全部彫り終えたのは夜中の1時くらいでした。

最初に、トレーシングペーパーに縦・横1cm間隔に線を引いていき、1辺1cmの正方形の中に、濃い目の鉛筆で1文字ずつ書き込んでいきます。それを消しゴムはんこに写しこみ、カッターで文字毎に切り離します。

その後、彫るのが簡単そうなアルファベットから順不同で次から次へと彫っていき、余った消しゴムを使い、★と、よくイニシャルと一緒に使われるピリオドの点も作ってみました。

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だいたい形になったら、文字の出来上がりを確認するため、試し押しをします。その時、スタンプ台のインクが汚れないように、消しゴムに写しこんだ鉛筆の線を、今度は‘ねり消し’を押しあてるようにしながら、出来る限り取り除きます。

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ねり消しのおかげで、付いていた鉛筆の色が薄くなりました。

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←ピリオドの点です。これだけ見ると、形が小さな鉛筆のように見えて、なんだかかわいいけれど、失くしてしまいそうなくらいの小ささです。

存在は小さくても、ポンポンといくつも並べて水玉模様にしてみたり、点線や花モチーフなど、他にもまだまだ活躍の幅が広がりそうです。

第一回目の試し押し↓にも関わらず、まるで完成したものを扱うかのようにいろいろ遊んでみました。

この試し押しで、ラインの太さ・長さや、ラインが曲がっていたりゆがんでいるところはないかなどをチェックし、1文字1文字修正(仕上げの彫り直し)していきます。

この一回目の試し押しを、このブログに載せるため、『LUCKY★』の下に『HELLO』とスタンプしてみようと思っていたのに、いきなり‘H’の次に‘E’と間違え‘F’を押してしまいました。(この時点で、カテゴリー『失敗談、ドンマイ編』に、この記事を入れることに決定です。)このE’と‘F’、印面だけ見ると、間違ってもおかしくないくらいによく似ています。下の娘は、「なんで‘U’がとんがっているの?」と言って、‘V’を‘U’だと勘違いしていました。そんなこともあり、印面を見る限りでは、文字の左右が逆になっていることもあってか、間違いやすいことに気付きました。

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よくよく一文字一文字見てみると、ラインが斜めになっていたり、いびつになっていたりと、まだまだ修正していく余地がたくさんあります。自宅で使用するものとはいえ、自分で納得できるところまで彫り直しして仕上げたら、このはんこたちに木製の持ち手を付ける予定です。

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持ち手をつけることで、押し間違いもなくなるでしょうし、使い勝手も良くなると思います。

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私は消しゴムはんこが仕上がると、このスケッチブックにスタンプしています。A5サイズくらいのあまり大きくないスケッチブックは、私の大切な作品集です。

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花や蝶をモチーフにしたものや、手書きの筆記体の文字を入れたもの

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約3cm大のワンポイント用はんこ

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名詞サイズのはんこ

右下は、ショップのサイトを引越しする前に作った、ショップ名詞用はんこです。自分で作ったものながら、すごく気に入っていたのですが、はんこに彫り入れたショップアドレスとメールアドレスが、サイトの引越しにより今のものとは違っています。【SHOP URL】にいたっては、今現在実在しないアドレスとなっています。

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いくらアドレスなどが違っていても、私にとっては、これはこれで完成したものなので、そのままはんこの作品として残しておこうと思っています。

サイトの引越しをしてから、もう1年以上経ちました。これを機に…というのには、あまりにも月日が経ってしまいましたが、今のショップ用に新たに名詞用のはんこを作るべく、どんなデザインにしようか考え中です。

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2011年4月 7日 (木)

子供と作る“押し花のしおり”と、私の作った“布製しおり”

先日、この春小学3年生になる下の娘が、「これを押し花にしたい。」と言って、道端に生えていたクローバーの葉と“いぬふぐり”という名の青くてかわいい小さな花を手に私のもとへと持ってきました。「(押し花にするのには)どうすればいいの?」と聞くので、「分厚い本とかに、ティッシュの間にはさんでしばらくおいておけば出来るから。」と私が答えると、「ティッシュはいらなくてもいいんじゃないの?」と、また素朴な疑問を投げかけてきました。そこで「ティッシュにはさまず、そのまま直(じか)にはさんでしまうと、葉っぱと花の水分で本が汚れるでしょ。それにティッシュが余計な水分を吸い取ってくれるから、乾燥も早い分、押し花ができるのも早いかも。」と、それらしいことを答えると、娘も納得し、早速分厚い絵本を探し出し、実行していました。

私の子供なのに行動に移すのが早い…と感心しながら見ていると、「明日には出来る?」と、3つ目の質問をしてきたので、「明日じゃ充分乾燥しなさそうだから、少なくとも1週間は様子みた方がいいかも。」と返事。「えー、そんなにかかるのー!!」と、『1週間も待ってなんかいられない…』という気持ちをこめ不満げに言っていたあの日から、約1週間ほど経った昨日、「ママ、できたよ。」と声がかかりました。

いったい何ができたんだろうか…と、いくら考えても答えの出てこない私に向かって、「ちゃんと押し花になってる。」と言って、ティッシュの上のぺらぺらになったクローバーと青い小さな花を見せてくれました。押し花のことなんて、すっかり頭の中になかったことに加え、思っていた以上にきれいにでき上がっていたことに、ちょっと感激しました。

出来上がった押し花に見とれていると、「しおりはどうやって作るの?」と娘が聞いてくるので、そこで初めて、『そういえば“しおり”を作るって言っていたっけ』と思い出し、必要な材料を準備することに。

とはいっても、専門的な知識があるわけでもなく、本格的な作り方は解らないので、“あるもの”を利用してのチャレンジです。

なんとなく、ぼんやり頭に浮かんだしおりのイメージから、“消しゴムはんこ”を作る時に使っている、トレーシングペーパーを1枚、それと台紙にする厚紙として、無地のポストカードを用意しました。娘自身に、クローバーと花の配置を決めてもらい、台紙にしたポストカードも、適当な大きさに切ります。

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配置が決まったら、普通の“のり”を、軽くちょこっとクローバーの葉っぱの裏側と茎につけ、台紙に貼ります。小さな小さな“いぬふぐり”はクローバーに比べると繊細で、花の裏側にのりをつけ、台紙に貼り付けようとしたところ、花が真ん中で分裂してしまい、薄い花びらが切れそうになってしまいました。なので、2つ目の時には、花にのりを付けるのではなく、花を貼りたい位置の台紙の方にのりをちょこんと付け、その上に花を置くようにして貼り付けました。

それにしてもこの“いぬふぐり”という小さな花、こうしてしみじみ見ると、雑草といいきってしまうのにはもったいないくらい、青と黄色のコントラストがきれいな、かわいらしい花です。

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それとは別に、一つだけ小さな黄色のものが下の方に貼り付いていますが、これは花ではなく、娘が選んだ花イラストのシールです。こだわりがあるらしく、押し花と一緒にこのシールを入れたかったようなので、娘のしたいようにさせました。

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次に、台紙の両面に縫い代1cmほどとった大きさで、トレーシングペーパーをカットします。押し花の貼ってある表面には、縫い代が出ないように、全ての縫い代が台紙の裏側にくるようにします。のり付けは縫い代部分のみにして、台紙をトレーシングペーパーでくるむように貼り付けます。

我が家で愛用しているスティックのりを使っています。図工の大好きな娘が一生懸命縫い代にのりを付けているところです↓。

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のりを付け終え、ぺたんと半分に折ります。

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ここまできて初めて気付いたことですが、裏側は何もなく真っ白でさびしい感じです。今度作る時には、裏にも押し花を貼るのもいいですし、後からイラストを描き足してもいいですね。

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トレーシングペーパーからほんのり透けて見えて、思い描いていた通りになりました。

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穴あけパンチで、リボンを通す穴を娘に開けさせました。私の子供なので、間違って下に穴を開けてしまいました。「あっ、間違った!」と娘が言った直後↓です。

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「まー下に穴開いていてもいいじゃん、もう一つ上に穴を開けようか。」と私に促された娘は、続けて上側にも穴を開けました。

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緑色のリボンを適当な長さに切って、二つ折りにし、裏側から両端を通します。その出てきた両端を、リボンの“わ”にくぐらせ、ピッと上に引っ張ったら出来上がりです。

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これを見た娘は「いいこと考えた。」と言いだし、自分の机に持っていき、しばらくしてから、「こうした。」と言いながら、また私の目の前にしおりをさし出しました。

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“こうした”って、“どうしたの?”と思って見てみると、↓のようになっていました。「間違って開けた穴のところに花を描いた。」のだそうです。

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「ほほー、なるほど、確かにいいアイデアだね。」と私が言うと、娘は誇らしげな顔をして「へへーん」と笑っていました。季節を意識したのか偶然か、その花を桜にしたところもなかなかいいんじゃない、とピンク色の色鉛筆で塗られた、先の別れた5枚の花びらを見ながら思いました。

こちら宇都宮は桜の満開時期までもうちょっとかかりそうですが、これから様々な色とりどりの花が咲き出すこの季節、また押し花作りに再チャレンジしたいと思っています。

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下の2点は、最近作りました、色違いの花柄生地使用の“しおり付きブックカバー”です。上側が茶系の花柄で、下側がピンク系になります。こちらは、表面が花柄、裏面が水玉の、生地自体がリバーシブルになっており、茶系のしおりは水玉にし、ピンク系は花柄を表に出してみました。

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手作りの布製のしおりも、素朴でやさしい感触で、紙のしおりとはまた違った感覚です。わりとバッグに文庫本を1冊入れて持ち歩くことの多い私は、何かの時のちょっとした待ち時間などに取り出して読んだりします。手作りのブックカバーをかけた文庫本なら、なおさら、持ち歩くのも取り出すのも嬉しい気分になれそうです。

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この布製のしおりは、出来上がりサイズが、長さ約15cm×幅2cm前後くらいで、7mmほどの縫い代を中に折り込み、周囲を端ミシンでステッチしています。上側になるところには、布で作った細いループを、片側にはタグをそれぞれはさみ込んでいます。(こちらは、ショップにもUPしています。)

読書といえば秋というイメージがありますが、押し花にしても、布製にしても、また新たにしおりを手作りして、春の読書にふけってみようと思っています。

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2010年11月24日 (水)

プラグ交換初挑戦で使えるようになったアイロン

前回、自分でアイロンを使えなくしてしまったという経緯について書きましたが、今回はその話の続きとなります、プラグの交換について書きたいと思います。

ちょっと前のことになりますが、時々電源ランプが消えるようになっていました。ささやかながらもネットショップの運営をしているかたわら、洋裁関係の仕事もしているので、アイロンが使えなくなってしまうと仕事になりません。おそらくその原因はプラグにあるだろうことは解っていましたが、プラグの交換はやったことがないので、何となく面倒な気がしていまいち気のりしません。そこで仕方なく、プラグに近いコードの根本を少し持ち上げてみたり、下げたりして接触の仕方で電源ランプの点くところを探してみます。

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そんな風にしているうち、1箇所だけ少し押し曲げると電源ランプが点く位置を見つけ出します。かといって片手でずっと押し曲げているわけにもいかないので、セロテープを貼って一時的に固定しました。更に、それでも消えてしまった時、どちらに曲げれば点きやすくなるという方向がわかるように、矢印を書いておきました。

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何日かそのようにしながら使用していましたが、そのうち、どこをどう曲げても、ランプが点くことは無くなってしまったので、ついにプラグの限界がきたかと、ホームセンターに“補修用プラグ”を買いに行くことにしました。

プラグにテープを貼るという行為は危ないことのような気もするので、考えようによっては早めに電源ランプが点かなくなってくれて良かったのかもしれません。

迷うほど種類も無く、ただ白か黒、差し込み部分の刃が動くか動かないかの選択をする必要だけありました。そこで、色はコードと同色の白、コードに少しでも負担のかからなそうな、刃先の動く“ムービープラグ”(180円前後)を選びました。

家に帰り、早速交換作業開始です。

まず、簡単そうでいて、ものすごく勇気のいる、コードをプラグの根本でカットするという作業をします。もちろんプラグ交換が初めてなように、電化製品のコードを切るのも初めてのことです。

何もかも始める前に、“このくらいなら私にも出来る。”というわずかな自信をもたせるためにもプラグの説明書をよく読みます。(説明書は自信のあるなしに関係なく読むものですが。)

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自称“メカに弱いタイプ”の私にとって、まさに未知の世界です。切ったはいいが、もしもプラグの交換がうまくいかずアイロンの電源がつかないままだったらどうしよう…とかよからぬことが頭に浮かびます。そうはいっても、切らなきゃ始まらないので、えいっ!と、いさぎよくカットします。この時、はさみでカットしたら刃がやられてしまうほどの線が中に入っているのだろうかとあれこれ考え、無難なところで、ビーズアクセサリーなど作る時に使用する、細めのワイヤーなら間違いなく切れるニッパーを使うことに。

そして下のような感じになりました。カットしたコード側も、説明書通り3cmほどニッパーを使いながら切り開いて、Yの字のような状態になりました。

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次に補修用プラグの外側の1つのネジをプラスドライバーでゆるめて、あじの開きみたいに2枚に分けます。

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このようにしてだいたい準備が整いました。

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いよいよ、『くれぐれも切らないように注意して下さい。』と言われた‘芯線’の周りの白いゴム製のような部分を取り除く段階にきました。長さ2cmほど芯線を出すように説明書に書いてあったので、ちょっと切り込みを入れます。そこからスポッと外れるかと思いましたが、そうはうまくいかず、そうかといってそれ以上深く切り込みを入れたら、中の芯線を切ってしまう可能性があったので、慎重に少しずつ少しずつニッパーでカットしながら取り除いていきます。

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すると中から、金色の細いワイヤーのような束が出てきました。『これが、芯線というものか。』と妙に納得し、一体この一束に何十本あるのだろうかと、数えてみたい気持ちを抑えながらも、時間の無駄だと自分に言い聞かせます。

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説明書どおりにその芯線を右巻きによくねじり、プラグ内側の2つのネジをゆるめたところの間に右巻きに巻きつけます。

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『これでアイロンの電源が点くようになりますように。』という思いを込めながら、ネジをしっかりと閉め、上蓋のネジも閉めます。

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説明書に忠実に補修作業をしたものの、電源が点かないことには、今までの労力は水の泡です。

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ちょっとドキドキワクワクしながらコンセントにプラグを差し込むと、嬉しいことに即アイロンは反応してくれ、電源ランプが点きました。

この時の感動といったら、自称メカに弱いタイプの私が新しい分野に挑戦し成功したという大げさな感情で、一人で心が盛り上がっていました。

電化製品内部の故障はお手上げですが、プラグの交換は思っていた以上に難しくないことが、やってみて初めて分かりました。何でも経験ですね。

そして数分後には、パワーサインのランプが点き、高・中・低の温度調節の切り替えもちゃんと出来そうです。

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元のプラグと比べたら、左の画像のように大きさがかなり違うので、コードの収納時に全部収まりきらないかもと思っていましたが、案の定、プラグの刃の先端部分がほんの少し外側にはみ出してしまいました。

手っ取り早く、ホームセンターで補修用のプラグを買いましたが、インターネットから探せば、もしかしたら、ほどよく小さめのタイプを見つけることが出来たのかもしれないですね。

それでも、アイロンが使えることが一番大事なことなので、それはそれでよしとします。

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横から見ても、プラグの刃先が邪魔をして、アイロンがケースに収まりきらず、片側だけ浮いています。

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ケース外の注意書きに、転倒時のアイロンの飛び出し防止のため、方向を確認し、「カチッ」と音がするまで確実に押し下げてください。…とありますが、カチッという音が聞きたくても聞くことが出来ないので、転倒しないよう注意することにします。

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下の画像は、私の愛用の家庭用ミシンです。私が自分で買ったミシンとしては2台目になります。それでも買ってから7~8年近く経っているかと思います。

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実は、この記事で紹介しましたアイロンが、こうなってしまう4ヶ月ほど前に、ミシンも電源が時々消えるという現象に始まり、プラグを押し曲げて電源のつく位置くをガムテープで固定して使っていました。が、しまいには、どこをどうしても電源が点くことは無くなり、私の知人にミシンに詳しい方がいたので相談してみました。

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すると、原因が断線だということを教えてもらい、直して頂けることになりました。黒いビニールテープを貼っている箇所で、芯線をつないでいるのでしょうか。そのテープのところでコードの収納も止まってしまうのですが、ミシンケースは下まで水平に下がりますし、とても感謝しています。

それにしても、同じ年に半年も違わないで、ミシン、アイロンと引き続き電源が点かなくなり、プラグを交換することになるなんて、何たるタイミングというべきでしょうか。

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思い起こせば、昨年、コタツの電源が点かなくなり、もう買い替え時期がきたかと思い込んで、電気屋さんにみてもらうことなしに処分してしまったことがありました。処分したその日中に新しいコタツに買い替えましたが、そんな時こそプラグを疑うことをその時既に知っていたなら、捨てずにすんだのかもしれないと、今さらながら思い出します。

電化製品の電源が、時々もしくは全く点かないといった場合、断線の可能性を視野に入れておくと、もしかしたら解決することがあるのかもしれないと、主婦になって11年目にしてやっとこ悟りました。

今後も、いずれまたミシンもアイロンも断線する日が来るのかもしれませんが、プラグの交換を繰り返すことで復活するのであれば、コードがどれだけ短くなろうとも、少しでも長く長く使い続けられたらと思っています。

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2010年11月21日 (日)

自分で使えなくしてしまった不本意なアイロン

このアイロンは、私がまだ独身の頃から愛用しているものなので、少なくても購入してから11年は経っていると思います。蒸気を出すのに、水道水を入れるわけですが、少し前から白い石灰のような粉が噴き出るようになっていました。底のプレス面を見ると、蒸気の出る穴のうちのいくつかがその白い粉で詰まっていました。この白い粉というのは、水道水の中に含まれる成分の“カルキ”というらしく、アイロンも使い込んでいくうちに、だんだんこれがたまっていき、そのうち白い粉となって出るようになるという話を、前にどこかで聞いたことがあります。

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初めはつま楊枝を使って、プレス面の蒸気口を掃除していたのですが、だんだん『この蒸気口でさえこれなんだから、さぞやアイロンの中はカルキでいっぱいのはず。ここまで掃除したついでに、いっそのことアイロンの中のカルキも全部きれいにしたい』という欲望にかられ、無謀にもネジというネジを全部外し、素人ながらも電化製品の中身のお掃除という領域に踏み込んでしまいました。ネジを開けて下のプレス面と本体を離し、たまっっているであろうカルキをきれいに取り除いて、またネジを閉めれば、ハイ元通り!となると信じて疑いませんでした。

プラスドライバーを片手にネジを1本1本外していくと、ネジだけ外したのにも関わらず、何だか銀色のストローを1cmくらい輪切りしたようなものが、ネジと同じ数だけカラカラカランっと音をたててアイロンの中から出てきました。何!?これ…まずい、どこから来たの?…その部品が何なのかさえ分からず、アイロンをくるくる回して元々どこに付いていたものなのか部品の帰るべき場所を探します。ちょっと冷静に考え、ネジと同じ数ということは、ネジと対になって付いていたもので、どんな風に付いていていたかというと、ネジがこのストロー状になった部品の管に差し込まれていた、という考えにたどりつきます。(最終的にそれで良かったのかはいまだにはっきりしていません。)

しかも悲しいことに、ネジというネジを外したのに、思い描いていたようにパカっとはいかず、ましてやプレス面と本体が離れることもなく、お互いが配線でつながっていてせいぜい1cm前後のすき間ができたくらいでした。『これじゃあ何も出来やしない…』とがっくりし、たまっているであろうカルキの存在も狭いすき間からでは確認できません。それ以上、成すすべが無いと判断し、ただ外したネジを元のところに閉めるしかありませんでした。ネジを回し入れる箇所の‘みぞ’に、まずカラカラカランの部品をおこうと狭いすき間から、ピンセットを使って頑張ります。こんなにも手首を複雑に動かしたのは生まれて初めてではないかというほど、そのストロー状の得体の知れない部品と格闘しているうちに、3つあったはずの部品が1つ見当たらなくなってしまいました。(最終的に、この部品は後で見つけましたが。)

電化製品だもの、たとえ小さな部品一つでも元に戻さないと恐いし…そう思って、すき間に入り込んだのかもしれないと、ネジが外れてすき間の空いたアイロンを、わりと勢いよく縦に何回かぶんぶんと振ってみました。するとまたカラカラカランと何かが落ちてきました。それを見た瞬間、もう私の手には負えず、お手上げだと絶望的になりました。『ただアイロンの掃除をしたかっただけなのに、分解して壊してしまった…』。今度は2cm×3cmくらいの長方形をした、薄くて平たい銅板のようなものが出てきました。

その平たい銅版みたいなものの中心が少しくぼんでいたので、おそらくネジで固定されていたのではないかと、いかにも素人らしい推測をしてみましたが、3つのネジのどのネジに固定されていたかまではわかりません。すき間の横からのぞいても、どこにそれが配置していたのか見当もつきません。たとえ分かったところで、どうにかなりそうなものでもなく、今さら悔やんでも後の祭りでどうしようもなくなり、このアイロンメーカーの地域別カスタマーサポートに電話して、修理代金がどれくらいかかるのか問い合わせしてみます。

すると、「どのような状態か見てみないと分かりませんが、」という前置きのあとに、「だいたい3500円前後はかかってくると思います。更に交換しなくてはならない部品などあればもっとかかってくると思います。修理代金により修理しない、もしくは修理が不可能な場合でも、診断料として1575円頂くことになります」という説明をされました。「直さない場合でも、(修理にかかる代金によっては修理しないとしても)見てもらっただけで1575円かかるんですか?」と、一歩間違えればクレーマーになりそうな質問をしてみましたが、カスタマーサポートの方の返事は、「見るだけといいましても、それだけ手間がかかってくることなので…」という内容のものでした。

修理代金が3500円以上かかるかもしれないのなら、それにちょっとプラスして新品を買ったほうのがいいのではないかとか、直らなくても診断料で1575円かかるのなら、最初からあきらめていっそのこと処分してしまおうかと、大手の電気屋さんのアイロンを見に行ったりもしました。でもあまりにもそれでは、自分で壊してしまったも同然のことなので、後味悪いと、お金かけてでも直してもらうか、診断料払って心にけじめをつけるかのどちらかにしようと決断し、メーカーに持って行くことにしました。受付の方が修理担当の方に見てもらったらしく、「5000円くらいはかかってくるかもしれません」と言われた時にはショックでしたが、もう直すことに決めていたので、「わかりました、お願いします」と、アイロンをおいて帰ることに。

1、2週間経ち、メーカーから電話がかかってきて、「直りました。それで、今回は無料でけっこうです」という思いがけない言葉をもらいました。「えっ!無料でいいんですか?」と思わず聞き返すと、「はい、今回はサービスで」と言うので、新品買わなくて良かったあ、と喜んで引き取りに行きました。

決して安い金額ではないけれど、そのお金を払っていい勉強をしたと思うことにしよう、と慰めていたので、5000円と無料とのギャップに、気持ちが置いてけぼりされたような、それでいて嬉しいような、何ともいえない気分でした。

その後、担当の方からアイロンを返して頂いた時に、「今まで断線してませんでしたか?断線しているようなのですが、これだけはサービスすることは出来ないので、お手数ですが、ホームセンターなどで市販のプラグを買って直して頂けたらと思います」という話しがありました。そんなことやったことないし、そもそも“壊す”という失態をしでかした私に“直す”ということが可能なのだろうか、と不安そうな顔をしている私に向かい、「先だけ切って、芯線は切らないように注意してやって下さい」との言葉を付け加えます。“しんせん”って言葉今初めて聞いた。しん線ってなに?電気界の専門用語?…言葉のニュアンスからして、中心に線があってそれを切らないようという意味だろうと、子どもでもわかりそうなおおかたの予想をしてみます。

『今まで断線したことはなかったけど、分解してから修理に出すまで日にちをおいてしまったから、その間に何らかの不具合が生じたのかも』と思いながらも、家に帰って半信半疑でプラグを差し込むと、普通に赤いランプが点いて作動し始めました。プラグ買わなくて良かったあ、と思い、とにもかくにも、これで使えるのだからそれでいいだろう…と復活したアイロンを使い続けて1ヶ月以上もちましたが、ここにきてプラグを差し込んでも時々電源ランプが点かなくなってしまいました。

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メーカーの方からも引き取りに行った時言われていたので、電源ランプの点かない原因はプラグにある確率は高いということはわかっていました。

そこで、プラグ部分をちょっと斜め横に押さえつけたり、コードの付け根をクネクネさせて、どこかランプが点く位置はないかと探してみます。すると、ある一定の方向にコードを押し曲げるとまた作動し始める場所を発見します。

かといって、片手でプラグを押さえながら作業は出来ないので、セロテープで応急処置をします。更に一定の方向に押さえないと作動しないので、矢印をテープに書いて、“ここを曲げると電源が点く”という目印をつけました。下のプラグの画像は応急処置後の実物です。微妙に斜めに曲がっているのが分かるでしょうか。こっちに曲げれば電源点きます。の矢印→を子供のお名前ペンで書き記しています。

電化製品や車の寿命は10年が目安なんて、聞きかじったことがありますが、となると私事ながら結婚して11年、我が家のありとあらゆる電化製品たちはそろそろ危うい時期にきているのかもしれないです。

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きっとメーカーの方はこのことを言っていたのか、あれから今までよく家ではもったなあと感心したものの、プラグにセロテープなんて危険なことだと感じ、やっぱりプラグ交換するしかないと決意。よし、プラグ交換なんていまだかつてやったこないけど、チャレンジしてみるかと、満を持してホームセンターに交換用のプラグを買いに行きました。

プラグのことだけでずいぶんと長い話になってしまったので、今回は一度ここで区切りたいと思います。それで、後日またこの話の続きとなる、“プラグ交換奮闘記”を写真を交えた実況中継の感じで書く予定ですので、もしお時間があればのぞいて見て下さい。

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2010年9月12日 (日)

前回の後ろポケットに続き、今回は前ポケット再利用

前回、子供のカジュアルパンツの後ろポケットを“小物入れ用トレー”にリメイクしたことについて書きましたが、今回は、その同じパンツの前ポケット再利用について書きたいと思います。

後ろポケットは約11cm四方の大きさでしたが、前ポケットはそれより一回り小さく約9cm四方の大きさで左右2枚作り、パンツを制作した時後ろポケットと同じように、ステッチで貼り付けました。

そのパンツも子供の成長と共に履けなくなって、ステッチ糸をほどき、前後左右の4枚のポケットだけパンツから取り外しておいた内の前ポケット再利用となります。

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炊事をする時エプロンをしない私は、台所用漂白剤を使った後、その漂白液がはねたのか着ていた服のほんの一部、数ミリ大の大きさで色落ち(色が抜ける)してしまったということが、年に1、2回あるかないかの頻度で起こります。

ですが、こちらの子供のTシャツの場合は、洗濯時に洗濯用の漂白剤で失敗してしまったケースです。上の娘が着ていた頃、洗濯する時、Tシャツの白い所にちょっと目立つシミを見つけ、上側の色のついた部分が色落ちしないよう気を遣いながら、“シミだけ攻撃”する予定でした。にも関わらず、気を付けたとはとても思えないほどに、無残にも袖の紺色の箇所がピンク色に変色、しかも前身頃側で、かなりの大きさで、絵に描いたような失敗をしてしまいました。

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だからといって、Tシャツ自体古くなってヨレヨレとか、とりわけ傷んでいるわけでもなく、何よりこの後2歳違い(上の子が早生まれなので、学年でいうと3学年)の娘がお下がりを引き継ぐべく控えている(親の勝手ではありますが)、ということもあり捨てるのにはためらいがありました。

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どうにかならないか…と考えた挙げく、“隠す”という方法しか思い浮かばず、ならば何で隠そうか…ということになり、私の持ち合わせているタグやネーム類、またはもう着ることはないけど布として活用できそう、としてしまってある衣類などから探してみました。

色もとってつけた風にならないよう、いかにも何かこの下に(このTシャツの場合、漂白剤による色落ち)隠しているな、と悟られることのないよう、それなりに見えるものはないかと探し出したのがこちらの2枚です。

まず色落ちした箇所にステッチで四角く押さえてあるのは、元は子供のオレンジ色スウェット地のキュロットパンツの裾に付いていたタグです。タグだけステッチ糸を外して取り外し、Tシャツに付け直しすることも出来ましたが、何せ色落ちした箇所の大きさがそれではおさまりきらないので、あえてキュロットパンツ自体に大胆にも(もう着ることはないので)はさみを入れてしまい、縫い代含めタグの周りを色落ちが隠せる範囲で四角く切り取ります。

あとは生地の色と同じ、オレンジ色の糸で端ミシンをかけTシャツにアップリケ風に縫い付けます。でも何となくこれだけでは、そこのアップリケだけTシャツから浮いてしまっているような感じもしたので、ここでそのアップリケとTシャツを中和させる役目として、例のポケットを使うことにしました。ですので、ポケットは色落ちを隠すのではなく、“中和役”として活用しています。

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いかにも胸ポケット風な位置にステッチで貼り付けていますが、実際ポケットの入れ口にあたる上側は開けているので、ポケットとしての実用性も兼ねています。今は無事、下の娘が時々このTシャツを着ていますが、おそらくこれまで2人ともこれをポケットとして活用したことはないのではないかと思っています。

上画像の、ポケットの裏側のステッチ縫いどまりについている、丸くて小さな黄色いフエルトは力布(ちからぬの)です。入れ口の両端は、手や物を出し入れする時に、他の箇所より力が加わるので、そこだけ部分的に布が切れてきたり傷みやすかったりしますが、それを解消してくれます。

たとえたくさん着る機会があって、ポケットもその都度よく使ったとしても、(そのポケットに力布が無くても)生地が部分的に傷むことなく、ずっと着続けられる洋服もありますが、何も裏に施してないよりかは“もち”が多少違うかなと思い、私は作品にポケットを付ける場合、力布を裏側に付けることがよくあります。

本来はポケット両端に付ける力布ですが、片側はちょうどアップリケの位置に乗っかっているので、そのアップリケが力布の代わりになるため、今回は一方だけにしています。

切れ端のほつれてこないフエルトを、力布にするのもいいのですし、小さく丸く切った接着芯を裏側に貼ってからステッチをかけるという方法もあります。他にも、本体となる生地の共布を利用するというやり方もあります。

その場合の力布は、切りっぱなしでも、丸くても四角でもいいのですが、ちょっと丁寧な作り方を紹介します。直径1.5cm前後の円形にカットした共布の、周囲0.3mmほどのところを手縫い糸で1周ぐし縫いします。それから切れ端がほつれてこないように、ぐし縫いした縫い代となる外側0.3cm幅のところを裏に丸く内側に折り込み、アイロンで軽く押さえたものを力布にします。

またここでは、ありあわせで黄色いフエルトを使っていますが、表からうっすら透けるような素材の場合は、フエルトに限らず布と同じ色のものにするとか、、まるっきり透けるオーガンジーのような素材は、力布が表に見えてしまうこともあるので、デザインや素材により、力布を付けるか付けないかも含めいろいろな方法で使い分けてみるといいかと思います。

時々、ボタンの付いた服の裏側にも、5mmほどの小さなボタンがついているコートやジャケットを見かけますが、それも補強という同じ意味あいがあります。ボタンを留めたり、布が引っ張られたりすることでそこに力が加わり、ボタンを付けた糸足の付け根の生地が切れたり傷んでしまうことがありますが、裏に力ボタン(ちからボタン)を付けることで、そういったことを防ぐ効果があります。

力布や力ボタンについて力説(!?)してしまいましたが、このTシャツのサイズが130で、今シーズンこれを着ている小2の娘の身長がちょうど今131cmほどになります。こうしてあれやこれや考えてリメイクし、外で着られる状態にまでしたTシャツも、来年にはそれもどうかといったところですが、こんな私のことなので、ひょっとしたら“あの時のポケットを再々利用!”なんて先々このブログで紹介することがあるかもしれません。

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2009年11月10日 (火)

あと一歩のところで春迎えられず…

そろそろ、コンビニやいたるところの店舗で、年賀状のカタログなど見かけるような時期になりました。もう11月です。いつも土壇場であわてるタイプの私は、早め早めに準備しておかないと、と毎年思うものの、たいがい“元旦に間に合うには何日まで”という日にちギリギリになってしまうのが恒例となってしまいました。

そんなことを考えながら、今回年賀状に使える“消しゴムはんこ”を作ってみることにしました。

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まず手始めに、とある近所のスーパーで年賀状のカタログをもらってきて、それを見本にしながらペン習字でいろいろと書いてみます。そこで、つくづく『へー来年って寅なんだー』と気付く無頓着な私です。カタログの他にも、今までいただいた年賀状を見てみたりもしました。

それで、今回はその中から“寅”と“迎春”をピックアップ。“寅”サイズで縦約6cmほどです。

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このように書いた文字に、トレーシングペーパーを上から重ね、文字の輪郭だけを鉛筆でなぞって写していきます。

夜の10時頃から始めましたが、今回彫る漢字はみな画数がさほど多くないのと、文字が大きいのとで、ローマ字メッセージタイプの“消しゴムはんこ”ほど時間はかかりませんでした。

↓こちらはそれぞれ最初に試し押ししたものです。どちらも元の文字より字が太めになってしまっています。削った鉛筆で輪郭を写したのですが、そのわずか1mmあるかないかの鉛筆ライン(文字の輪郭)の外側を彫るか、内側を彫るかで、文字の印象が変わってきます。

ラインを残すようにして外側を彫ったことによって、このようにやや太目の文字となってしまいました。そこで、より元々書いた文字に近づけるため、今度は残っているラインを彫り取るようにして、文字を細くしていきます。

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そうして先に出来上がったのが“寅”です。かなりスリムで鋭角になりました。

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ハガキサイズのものにスタンプするとこの大きさです。

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こうして勢いづいた私は、続けて“迎春”も終わしてしまおうと、そちらの方にとりかかりました。その時既に翌日になるかならないかの時間になっていて、時々うとうとしている自分に気付きながらも、『終わすぞー!』という意気込みだけはあったので、そのまま続行。

ところが、“寅”同様“迎春”をスリムダイエット化している最中も、うとうと~っと、そして思わぬ出来事に一瞬にして目が覚めました。

えっ!…うそ…しんにょうの点がない…

うとうとしながら、半分夢見心地で仕上げをしていた私は頭が働かず、うかつにも『ん?なんでこんなもん最後まで残してんだ?』と“迎”しんにょうの点をスーっと彫刻等で取り払ってしまいました。

眠い時“消しゴムはんこ”は作るもんじゃないと改めて痛感。取ってしまったものはもう戻りません。ゴミ箱の上で、消しゴムの彫りくずを落としながらの作業のため、取ってしまったしんにょうの点を見つけ出すのは難しく、あきらめるしかありませんでした。

ボンドで修理したものを商品にはできないので、せめて自宅用にとも思いました。でも、あまりに小さな部品のため、無数にある同じ大きさの彫りくずから、しんにょうの点を見つけ出す気力は、その時の私には残っていませんでした。

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もしかしてスタンプしてみたら、しんにょうの点があったりして。なんて働かない頭はどこまでも都合のいいように解釈します。

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無くなってしまったしんにょうの点が、スタンプしたからといって戻るはずもなく、無駄な抵抗に終わりました。こうして私の春は迎えることなくどこかへ行ってしまいました。

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せっかくここまで彫ったはんこなので捨てるに捨てられず、今も春が来ないまま箱に保管してあります。

これにめげず、今度こそしっかりと春を迎えられるよう、再度チャレンジしたいと思います。

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2009年9月16日 (水)

蝶の羽が!!

虫の声なんかも聞こえて、(現在AM8:00)めっきり涼しくなり、ようやく秋めいてきました。子供たちも、一昨日が今年最後の学校のプールとなりました。

今日は偶然にもその虫にちなみまして、“花蝶”と名づけました、花模様の羽を持つ蝶のはんこについての紹介です。持ち手にした板のサイズが10cm四方なので、実際にスタンプしたものでも、本物のアゲハチョウほどの大きさになるでしょうか。

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スタンプ面

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実はこれを作る前に似たようなものを一つ作ったのですが、私の得意技“うっかりミス”という名のアクシデントがありまして…。それがこちらです。よく見ると、微妙に2つ目と模様やサイズ、チョウの胴体がある、なしでデザインが違うのですが、すぐ下の画像は、ミスをする前のものです。

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↑このUPにした羽の丸みを帯びた下の箇所。最後の仕上げをしている段階で、ちょこっと彫刻等の刃が入って、一部分ぺラっと薄く深い切り込みがあるのを発見、それを取り除いてもこのラインは細ーく残りそうだから大丈夫だろうと判断。

スーっと彫刻等でそのめくれた部分をカットした後、試し押ししてみると…

ガーン…ライン一部消滅!!細ーくわずかに残るだろうと判断してカットした部分が、残念なことにまるで迷路の入り口のようにポッカリと門が開いてしまいました。

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現物である消しゴムの方では、かなり細いラインとして実在するので“これならいける…”と思ったのに…と今さら弁解しても仕方のないことですが、これではとても商品にはならないので、気持ちを切り替え2つ目を作ることにしたわけです。でも最初は、胴体を入れない触覚と羽だけのデザインにしましたが、この“うっかりミス”のおかげで、胴体を入れたものの方が全体的にしまりが良さそうという発見をし、更に花模様の物足りなさも補うことができました。

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まさに“ケガの功名”とはこのことで、“うっかりミス”から生まれた、私にとってお気に入りの一つです。

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