工作

2013年10月16日 (水)

家にあるものでガーデニング雑貨作り

今日は台風の影響で、朝方からものすごい強風でしたが、ようやく午後になって日が射しだし風も弱まってきました。今回は、布使用の手芸から少し離れて、天気の良い数日前に撮った画像を入れながら、ガーデニング雑貨作りについて書きたいと思います。

私が好きで楽しんでいることの一つに、花などの植物の寄せ植えがあります。我が家は集合住宅なので、庭はありません。決して広いとはいえないベランダの内と外とで、咲く花の種類や勢いを見ながら、季節の移り変わりを感じています。

下に写る白い花は、秋に咲く浜菊です。今年初めて、外でキンモクセイの匂いがした数日前、うちのベランダ内でも、一つ目の浜菊が匂いに釣られるようにして開花しました。

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どんな花でも一年中咲いているわけではないので、枯れ出してきたり、花数が減ってきているのを見計らっては、花屋さんに植え替え用の花を買い出しに行きます。だいたい2ヶ月に1度くらいのペースになるでしょうか。私がよく行く花屋さんは2軒。どちらも手頃な値段の苗が多く、種類もいろいろそろっているので、どれにしようか迷いながら、時間をかけ、ゆっくりと選びます。1ポット(苗一つ)98円~300円程度の安いものを、なるべく選ぶようにしていることもあり、1回分の買い物も、たいがい2000円以内でおさまります。店員さんに合計金額を言われるレジの前で、『こんなにたくさん買ったのに、この値段でおさまった』という自己満足感に、その都度、浸っています。

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たくさん買ったって2000円は越えやしないことに味を占めている私は、ついつい、必要以上に買ってきてしまうのが常です。そんなふうにして、数ヶ月ほど前、うちのベランダにやって来た『玉つづり』という名の多肉植物。250円でした。

暗がりで撮った、夕方6時の玉つづり↓

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下に垂れ下がっていく習性を活かせるように、ポットをどこか上から吊るしたいと思っていました。吊るし掛けるタイプのポットは、お店に行けば売っていますが、身近なもので代替できるものはないか、辺りをきょろきょろ見渡したところ、いいものが目につきました。洗濯ものを干すときに欠かせない、針金ハンガー。青より黒の方がポットに馴染みそうなので、黒で作ります。

これをラジオペンチでチョキンとカットしてぐるぐるっと巻いてちゃちゃっと作っちゃうつもりでいたのに、そうは問屋が卸(おろ)しませんでした。

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ペンチでちょうどよい長さにしようとしたら、想像以上の硬さに全然歯が立たず、持ちうる限りの握力を使ってやっとの思いで2箇所切断。オセロのコマを裁断したあの時よりも、力をフルに出しました。

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今度は、切ったハンガーをポットの外周に合わせて、ねじ曲げます。買ってきたばかりの、ジャムの瓶のふたを開ける時に使うあの力をここでも発揮し、なんとか‘あひる’の形になりました。この輪の中にポットを上から入れたら、ハンガーのフックを使い、ベランダ内側のフェンスというのでしょうか、その一部分に引っ掛けます。

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針金ハンガーを切ってまるめただけで、もう、へとへとでした。

もう一つの雑貨は、ネームプレート。植物の名前を書き込む札です。これも、ハンガーを見つけた時と同様、何かいいものないかな、と見渡して、パッと目につきました。いつか行った海で、子供たちと一緒に拾い集め持ち帰ってきたきれいな石や貝殻たち。何となくとっておいたのですが、その中に、白くて平たい、プレートにするのにはもってこいな石を見つけました。靴洗い用のタワシで石についた汚れをきれいに洗い落として乾かします。

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これに、子供の学用品に名前を書くため専用のネームペンを使い、手書きで『玉つづり』の名前を入れます。どうせ書き込むなら、英文字の方が様(さま)になるかと、ネットで玉つづりの英名を調べました。それを、筆記体で書き込み、ポットの内側の壁にちょこんと立てかけて…。自然の植物には、自然の石がよく似合う。

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多肉植物との最初の出会いは5~6年も前になります。実家の母に、「わりと育てるの簡単だし、よく増えるから」と言われて株分けしてもらってきたのが、育て始めるきっかけになりました。それ以来、増えたり減ったりしながらも、その子孫が今も生育していて、毎年夏にはオレンジ色の花を咲かせています。

左の青みがかった多肉植物が、母から株分けしてもらった苗の子孫です。その右側に広がるようにして育つ、名前の分からない植物。買ってきた花の、別の何かのポットに紛れ込んでいたのか、こぼれ種から芽が出たらしきものを、鉢に移し変え育ててみたら、こんな感じになりました。葉っぱ自体はそれほど肉厚でもないのですが、多肉の一種なのでしょうか。意図して買ってきたものではないけれど、姿が愛らしいので、‘株分け子孫’と一緒に大事に育てていくことにしました。

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その右横に写るのは、長年育てている生育旺盛なアイビー。茎が木の枝のように太くなり、すっかり木質化しています。

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ベランダの外側にも、置いてあったり、手すりに取り付けたりしたのとで、全部で7個のプランターがあります。さすがに10月ともなると、夏の花々の勢いもなくなりだし、花の数もぐんと減って、見た目も寂しくなりつつあります。こうなってくると、そろそろ植え替え時です。

花屋さんの前を通りかかると、パンジーやビオラなど、冬に咲く花を見かけるようになりました。近々、ベランダ外側のプランターの衣替えをする予定でいるので、植え替えし終えたら、またこの場でちらっとご報告できればと思います。

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2012年9月19日 (水)

秋の夜長は…家族対抗ハンドメイドのオセロゲーム!

9月も半ばを過ぎ、もうここまできたら秋もそう遠くはなさそうです。

子供が小さい頃、ダンボールと模造紙を使ってオセロを一緒に工作したことがありました。ダンボールのどちらかの面だけを黒マジックで塗り、その裏側の面はダンボールの元の茶色をそのまま使い、“ハッパロクジュウシ”の数の丸い石ならぬコマをはさみでジョキジョキ切りぬきます。さらに無くしてしまった時を考え、ついでにプラス5個ほど余分に作っておきます。それから、たまたま家にあった黄緑色の模造紙に、8個×8個のマス目を描き、盤を作ります。時間をかけずにすぐにでも遊びたい…けれど厚みのあるダンボール素材は切りづらい…というわけで、コマはだいたいの大きさにフリーハンドで丸く切った、とてもきれいな円とはいえない、大きさもばらばらなものでした。それでもゲームが始まれば、市販のオセロも、工作オセロも全然関係なく充分楽しめました。

それから何年か後、布でも作ってみたいと思い立ち、『表と裏の柄が違う一枚の布』というリバーシブルの特徴を活かし、とりあえずコマだけ作ってみました。とにかく、作りたいと簡単にいっても、最低でも64個数が無くてはならないので、付ける・縫う・貼るなどの手間は出来る限り省きたい。そこから思い浮かんだのが、リバーシブルの素材だったのですが、切れ端の始末を何もしていない断ち切り状態だったため、ボロボロボロボロと、ボロが4つついてしまうほど、織り糸のほつれようがひどく、ゲームをした後は毎回じゅうたんを粘着テープでコロコロして、糸くず取りする必要がありました。何度も使っているうちに、表面と裏面がだんだんはがれてきて、しまいに薄っぺらな2枚の丸い布になってしまうコマもいくつかありました。

これは使えない…とリバーシブルオセロを処分してからも、布でオセロを作りたい気持ちは消えず、残暑も厳しいこの9月にやっと新オセロの制作にとりかかることになりました。素材はフェルトです。前々からコマを作るなら厚みのあるフェルトがいいと、ターゲットをそこだけに絞ってインターネットからも探してみたのですが、3mmまでしか見つかりません。もっと厚手のものが欲しいと、手芸店に行ってはフェルトコーナーをチェックしていました。どこのお店にも置いていない…とあきらめかけていた矢先、先日ある大型ホームセンターの手芸品売り場でイメージしていた通りのフェルトにめぐり会えました。厚さ約5mm強、カラーも迷ってしまうほどいい色がそろっています。

せっかくの手作りなので、最初からコマを白黒に、盤を緑にしないと決めていました。まずは、先に作ろうと思っていたコマの色を選びます。好きな紫色と黄緑にしようか、黄色と青にしようか、表と裏の組み合わせで悩んだ末、下の画像のような水色とやや渋みのある黄色のコンビにしました。最後まで候補に上がっていた紫と黄緑のコンビも捨てがたかったので、後にこの配色使いで盤を作っています。

いつものことながら、非常に長い前置きになってしまいましたが、ここから作り方のご紹介です。

用意したもの:色違いの2枚のフェルト・大きさ30cm×30cm、厚さ5mm強

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この厚さ!2枚を重ねた時、横から見たコントラストも映えそうだし、ひっくり返す時も持ちやすそうです。

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縦横共に30cm÷8等分=3.75cm間隔にチャコで直線を引き、マス目にします。

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厚紙に直径3.75cmの円をコンパスで描き、切ったものを型紙にしながら、円周を鉛筆でなぞっていきます。後から型紙の直径を実際に計ってみたところ、3.5cm強といったところでした。はさみで型紙を丸くカットした際、鉛筆のラインの内側を切ったせいか、予定していたものより小さい円になっていました。でも、そのおかげで、フェルトに描き込んでいくとき、隣り合った円の円周同士が重なり合うことなく、マス内にすっぽりとおさまっています。

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ハッパロクジュウシの円を描き終えました。次に待ち受けるは黄色ですが、同じ作業を続けるのは飽きがくるので、水色を進行させます。

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7本の直線をカットしたら、その1本を8個に分割し、小さな正四角形にして円形に裁断しやすくします。この厚さゆえに、数cm裁断するのも一苦労です。私の右腕の筋肉が動くのを感じながら、右手の握力に全神経を集中させ、思った以上に硬いフェルトを、この夏メンテナンスしたばかりの裁ちばさみで『ジョキーッ、ジョキーッ』と裁断します。さすがの“美三郎”(裁ちばさみのブランド名)も、こんなの切ったことない、とびっくりするほど刃が…もとい…歯が立ちません。こんな厚手のフェルトカットにふさわしい道具はカッターなのだろうか、今私はこのはさみにものすごい負担をかけているのではないか、そんなことを考え考え裁断していました。

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正四角形から円に裁断する時は、左手に持つフェルトを回しながら切るとやりやすいです。

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それでも、薄い布を切るのとは訳が違うので、なかなかきれいな円形にはならず、丸いはずの断面もところどころ‘かくかく’してしまっています。円の形の修正は、最後の最後にやるとして、目標の64個をこなすべく続行します。

何かを制作する時、時間があればあるだけ続けていたいタイプなのに、この裁断するだけの単純作業に関しては、開始してから1時間も経たないうちに、早く終わりにしたい気持ちにかられていました。作業途中、右手に限界を感じ出した段階で、『黄色は明日、黄色は明日…』と心の中で繰り返し唱え、ただ水色を終わらせることだけを励みに頑張りました。疲労のせいか、正四角形がだんだんマシュマロに見えてきました。

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自分に、『ごくろうさん』と声をかけ水色終了です。

翌日やる予定でいた黄色は、翌々日9/15(土)となり、その次の日(16日)、いよいよ貼り付け作業となります。64×2色を裁断し終えた私にとって、今度は、ミシンにしても手縫いにしても‘64枚分縫い合わせる’とかは耐えられなかったので、布にも使えるボンドで貼り合わせることにします。

こういうことをやっていると、必ずやりたがる次女が私のそばに興味津々でやって来て、「貼るの私も手伝うー!」と言ってくれたので、途中からは二人で作業しました。ボンドをどちらかのコマの上に適宜出し、丈ぐしで伸ばしピタッと2色を貼り合わせます。念入りにギュッギュッと2枚を押し付けたら分厚い本を重しにしてのせておきます。

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この分厚い本は、HTMLをもっと勉強して、ネットショップのホームページを今よりいいものにしたいと奮発して買った本です。最近では本棚にしまったままとなっていましたが、ここでこんな風に役立つことになろうとは思いもしませんでした。

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次女自ら「私が本の下に並べるから、ママは貼り付けたものをここに置いてね」と言い出し、2色を交互に並べ始めました。2人での流れ作業が成立です。本の右かたわらには、これから張り合わせるコマが今か今かと待機しています。でも、一人で全部やるよりかは、思っていたより断然スピーディーに終わったので、手伝ってもらって本当に助かりました。

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四角がマシュマロなら、こちらはマカロンといったところでしょうか。コマ1個の厚さは1cmとちょっとあります。

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次は‘盤’の番です…

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こちらは、コマを作り終えた翌日17日の日曜日に制作開始しました。

40cm四方の2枚のフェルトを使います。手芸店でも普通に販売されている薄手タイプです。

色は初めから決めておいた紫と黄緑です。紫のフェルトにチャコで線を引きます。コマより若干大き目の4cm四方のマス目になるようにします。4cm×8マス分=32cmということで、縦横共に1辺が32cmの大きさにカットします。

黄緑のフェルトはその大きさのまま利用し、額縁の枠のようなデザインにします。

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チャコの線をガイドラインにしてミシンでステッチかけます。伸縮することを考え、縦でも横でも、どちらか一方のラインだけを先に7本ステッチします。ステッチもある程度目立たせたかったので、光沢ある緑色の絹100%・50番糸にしました。

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縦のラインが縫い終わったら、多少の縮みが生じるので、あて布をしてアイロンで平らに戻します。試しにどれだけ縮んだかを計ってみると、少なくても全体的に5mm以上は小さくなっていました。31.5cm以下に縮んだものを、手で軽く伸ばしながらアイロンをかけ、元の32cmの大きさまで戻します。
画像では黄緑色のフェルトの上にステッチしたものをのせていますが、まだ2枚はばらばらの状態で、縫い合わせてはいません。

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今度は、残ったもう一方のラインを7本ステッチします。ここでもまた縮みが出るので、前にアイロンをかけた時と同じように、やはり32cmの大きさまで戻し平らにします。

下の画像のように紫フェルトがデコボコしているのは、ステッチした箇所が縮んでいるせいです。

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ゲーム開始時に、‘パッと見(み)’で中心が分かるよう、小さな四角のステッチで目印にしました。

端ミシンで2枚のフェルトを縫い合わせます。ちょうど黄緑フェルトの真ん中に紫フェルトが位置するよう、上に置きます。上側になったフェルトは、ステッチをかけているうちにミシンの押さえにおされて手前側にずれてきます。ずれを防ぐために、私の場合は、押さえの向こうに送られていくフェルト地を、左手で向こう側に気持ち引っ張りながらステッチをかけるようにしています。その他、しつけをしたり、まち針で細かめに留めたりしても、ずれにくくなります。

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紫フェルトの端から2mmほどのラインを端(こば)ミシンで1周して押さえ、仕上げのアイロンをかけます。

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これでゲームが出来ます。

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1周縫ってしまった後で、せっかくだから自分ブランドのタグをはさんでおけば良かったと思い、1辺だけほどいてタグをはさみ込み再度縫い直ししました。

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このオセロ、まだ未完成です。黄緑色の枠の部分に花のアップリケを入れて完成となります。盤用の黄緑・紫のフェルトと同時に買った、数種類のピンクやベージュ、濃い緑色などのフェルトを使い、ちょっとずつ手を加えていこうと思っています。

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ただ、‘盤’制作の過程を見ていた夫が、「それ、いつできるの?」と私に聞いてきたり、次女は次女で、早くこれでゲームがしたいとウズウズしている様子だったので、一旦ここで作業を切り上げ、手作りオセロを子供達に託します。

私が夕飯を作っている間に、長女対次女、次に次女対夫で2回戦ずつゲームをしていました。小4の娘相手に、全身全霊をかけ全力投球で挑(いど)んだ夫は、「55対9でパパの勝ちー」と言い放ち、パチパチパチパチーと手ばたきしながら本気で喜んでいました。

今後、花のアップリケで黄緑色の枠が飾られた時には、またこちらでご紹介したいと思います。

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2012年5月25日 (金)

雨がえるとあの日の金環日食

金環日食の日から早4日経ち、この記事の内容もタイムリーではなくなってしまいましたが、21日月曜朝のたわいない出来事について書きたいと思います。

我が家では、毎朝配達される新聞の他、今年の3月から『こども新聞』という子ども向けのものもとり始めました。購読新聞の月額料金にプラス500円追加すると、毎週木曜日にこの『こども新聞』も一緒に配達されるのですが、5月に入ってからだったでしょうか、付録として“日食めがね”が付いてきました。それでも、特にラッキーとも思わず、日食当日見られるかどうかわからないけれど、もしかしたら役立つかもしれないからとりあえずは捨てずにとっておこう…くらいの軽い気持ちでそれを保管しておくことにしました。

ところがその日が近づくにつれ、テレビでやたらと日食についての情報が流れるようになります。それらのニュースから、めったにないチャンスだということが解ると、だんだんと見たい気持ちが高まってきました。これまで日食というものにあまり感心はなかったのですが、ニュースに触発され、『私も見てみたい!出来れば子ども達も見れるといいな』といつしか思うようになっていました。時間的には、上の娘は登校時間中となりそうで、下の娘は30分ほどいつもより早めに登校し、小学校で配られる日食めがねを使って、学校全体で先生方と一緒に観察会が行われることになりました。

上の娘の日食めがねは、こども新聞についていた付録を持たせるとして、私は新たにコンビニかなんかで買えばいいや、くらいに前日まで悠長(ゆうちょう)にかまえていました。そして、21日の午後になって、ホームセンターに行き、これだけ騒がれているのだから、目立つところに置いてあるだろうと思いきや、どこにもありそうになかったので、店員さんにたずねます。「日食めがねはありますか?」と。すると、きっとその日何度も同じ質問をされているであろう店員さんの返事は、「もう、2、3日前に既に売り切れです」というものでした。他のお店に行っても同じ状況なのかもしれない…という悪い予感は的中し、次に行ったスーパーの店員さんにも全く同じことを言われました。

行動が遅すぎたことを悔やんでいても仕方ないので、どうしても見たい金環日食をどうすれば見られるかを考え、こども新聞付録の日食めがねのシート部分を使って2個作ることにしました。

まず適当な厚紙はないか、家の中をうろうろと探しまわったのですが、こんな時に限ってなかなかちょうど良さそうなものが見つかりません。あちこち引き出しを開けてみたりして、結局は買ったままの状態でしまっておいた、ストッキングの包装の中に入っている厚紙を使うことにしました。この先おそらく2度と見ることが出来ない金環日食を見るのに、この際めがねの見栄えなど言ってられません。

次に、元のちゃんとした日食めがねのシート部分を枠から外し、横半分にカットします。その半分にした1枚を枠に戻し、できた隙間を違う色つきの厚紙でふさぎます。厚紙と枠の間、それとシートと厚紙の間のほんの狭い隙間から、太陽の光が漏れることのないように、テープでもよくとめておきます。私が作ったこのめがねで娘の目を傷めてしまっては責任重大だと、これでもかと念入りにテープでとめました。こうして出来上がったものを娘に持たせることにしました。

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続けてもう1個自分用を作ります。ストッキングに付いていた厚紙の大きさはそのまま利用し、真ん中を残りもう1枚のシートの大きさに合わせてくりぬき、1個目同様に隙間が出来ないようテープでぺたぺたとめます。サイドからの光を少しでもさえぎるように、両端をそれらしく折り曲げたら私の日食めがねの出来上がりです。

娘の入学式前日に、入学グッズをあわてて終わらせた経歴はありますが、よもや金環日食前日にはさみ片手に日食めがねを工作することになろうとは、自分でも思ってもいませんでした。

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当日のテレビは、どこの局も朝からその話題で持ちきりでした。中にはここ宇都宮の状況を、ライブで映しているところもあり、それを見てもう欠け始めていることを知ります。下の子は、学校で見られるのを楽しみにしながら先に登校して行きました。まだ家にいた上の子も、「もう日食始まっているんだね。見れるかも」と言いながら、私の作っためがねを持って玄関の外に出て行きました。日食を見られたことに感激し、興奮ぎみで家の中に入ってくるだろうと勝手に想像していたら、娘の第一声は「足イッター。つまづいた」でした。そんなのどうでもいいからと「それでどうなの。見れたの!?見れなかったの!?」と、普段使いの“ら抜き言葉”を連発しながら質問すると、親子なのでやっぱり答えは「うん。‘見れ’たよ」でした。タイプ的にクールなのは分かっていますが、“世紀の天体ショー”を相手に落ち着いたものです。そんな娘も登校時間になると、「なんかちょっと薄暗いね」とかわくわくした表情で言いながら、めがね片手に家を出ました。

一人残った私はといえば、『リングになるその瞬間を絶対見逃してなるものか』と、そわそわとベランダに出ては、目がね越しに太陽を見ます。いよいよそろそろ…という時、ベランダの手すりにかけて取り付けたプランターの中で、ごそごそと動くものを感じました。見るとそれは一匹の雨がえるでした。日食時に、動物のいつもと違った行動が見られることがある、と確かテレビでやっていたのを思い出し、かえるも生き物、ひょっとしたら何か異常行動を起こすかも…としばし観察することにします。

↓頭の部分が葉っぱに隠れた状態で右下にいます。完全に葉っぱと同じ保護色になっています。

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しかし、いつもと違う鳴き方をするわけでもなし、やたらとゲコゲコうるさくなるわけでもなし、私に見られている気配を感じたこのかえるは、『期待を裏切ってごめんね』と、プランターの中パンジーの花と葉っぱの間を、“日食なんてどこ吹く風”のごとくのそのそと移動していました。

↓移動した後のかえるは、やはり右下の方に写っています。見つかるでしょうか。

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いつもと何ら変わらないかえるに気をとられているうち、あわやその瞬間を見逃すところでした。普通なかえるは放っておき、本当にいよいよ“輪”になりそうというところで、日食めがねを目にあて、その時を待ちます。途中、あまりに太陽に気持ちがいき過ぎて、間抜けに口を開けて見ている自分に気付き慌てて口を閉じました。そうこうしているうちに、しだいにリング状になってきて、それがつながった瞬間をとうとう見ることができました。昔よくカラオケで歌ったあの歌(ドリカムの『時間旅行』)の歌詞の中に、そういえば『2012年の金環食まで~♪』という歌詞が入っていたということを、これまたテレビで再確認すこととなり、(当たり前のことではあるかもしれませんが…)本当に1年の狂いもなく2012年にその時が訪れたことにもちょっと感動しました。そんなことをいろいろ考えながら、続けて日食を見ているうちに、プランターの中にいるであろうかえるのことは、すっかり頭から抜けていました。

さて、金環日食デーの翌日は、“スカイツリー”の開業日だったので、テレビや新聞でも話題はそちらの方へとまるっきり切り替わっていました。金環日食を無事見ることもできたことだし、次なる目標はスカイツリーに昇ること。ただ残念なことに、私は高所恐怖症なので、展望台まで昇ったとしても、果たしてあの高さから下の景色が冷静に見られるかどうか。きっと、足がすくんで、下を見るのが怖くて、早く下りたくなって…って行きたいわりにマイナスなイメージしか出てきませんが、それでもやっぱり一度は行って展望台昇ってみたいです。いつのまにか“金環日食”から最後は“スカイツリー”の話となった今日のブログでした。

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2011年4月 7日 (木)

子供と作る“押し花のしおり”と、私の作った“布製しおり”

先日、この春小学3年生になる下の娘が、「これを押し花にしたい。」と言って、道端に生えていたクローバーの葉と“いぬふぐり”という名の青くてかわいい小さな花を手に私のもとへと持ってきました。「(押し花にするのには)どうすればいいの?」と聞くので、「分厚い本とかに、ティッシュの間にはさんでしばらくおいておけば出来るから。」と私が答えると、「ティッシュはいらなくてもいいんじゃないの?」と、また素朴な疑問を投げかけてきました。そこで「ティッシュにはさまず、そのまま直(じか)にはさんでしまうと、葉っぱと花の水分で本が汚れるでしょ。それにティッシュが余計な水分を吸い取ってくれるから、乾燥も早い分、押し花ができるのも早いかも。」と、それらしいことを答えると、娘も納得し、早速分厚い絵本を探し出し、実行していました。

私の子供なのに行動に移すのが早い…と感心しながら見ていると、「明日には出来る?」と、3つ目の質問をしてきたので、「明日じゃ充分乾燥しなさそうだから、少なくとも1週間は様子みた方がいいかも。」と返事。「えー、そんなにかかるのー!!」と、『1週間も待ってなんかいられない…』という気持ちをこめ不満げに言っていたあの日から、約1週間ほど経った昨日、「ママ、できたよ。」と声がかかりました。

いったい何ができたんだろうか…と、いくら考えても答えの出てこない私に向かって、「ちゃんと押し花になってる。」と言って、ティッシュの上のぺらぺらになったクローバーと青い小さな花を見せてくれました。押し花のことなんて、すっかり頭の中になかったことに加え、思っていた以上にきれいにでき上がっていたことに、ちょっと感激しました。

出来上がった押し花に見とれていると、「しおりはどうやって作るの?」と娘が聞いてくるので、そこで初めて、『そういえば“しおり”を作るって言っていたっけ』と思い出し、必要な材料を準備することに。

とはいっても、専門的な知識があるわけでもなく、本格的な作り方は解らないので、“あるもの”を利用してのチャレンジです。

なんとなく、ぼんやり頭に浮かんだしおりのイメージから、“消しゴムはんこ”を作る時に使っている、トレーシングペーパーを1枚、それと台紙にする厚紙として、無地のポストカードを用意しました。娘自身に、クローバーと花の配置を決めてもらい、台紙にしたポストカードも、適当な大きさに切ります。

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配置が決まったら、普通の“のり”を、軽くちょこっとクローバーの葉っぱの裏側と茎につけ、台紙に貼ります。小さな小さな“いぬふぐり”はクローバーに比べると繊細で、花の裏側にのりをつけ、台紙に貼り付けようとしたところ、花が真ん中で分裂してしまい、薄い花びらが切れそうになってしまいました。なので、2つ目の時には、花にのりを付けるのではなく、花を貼りたい位置の台紙の方にのりをちょこんと付け、その上に花を置くようにして貼り付けました。

それにしてもこの“いぬふぐり”という小さな花、こうしてしみじみ見ると、雑草といいきってしまうのにはもったいないくらい、青と黄色のコントラストがきれいな、かわいらしい花です。

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それとは別に、一つだけ小さな黄色のものが下の方に貼り付いていますが、これは花ではなく、娘が選んだ花イラストのシールです。こだわりがあるらしく、押し花と一緒にこのシールを入れたかったようなので、娘のしたいようにさせました。

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次に、台紙の両面に縫い代1cmほどとった大きさで、トレーシングペーパーをカットします。押し花の貼ってある表面には、縫い代が出ないように、全ての縫い代が台紙の裏側にくるようにします。のり付けは縫い代部分のみにして、台紙をトレーシングペーパーでくるむように貼り付けます。

我が家で愛用しているスティックのりを使っています。図工の大好きな娘が一生懸命縫い代にのりを付けているところです↓。

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のりを付け終え、ぺたんと半分に折ります。

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ここまできて初めて気付いたことですが、裏側は何もなく真っ白でさびしい感じです。今度作る時には、裏にも押し花を貼るのもいいですし、後からイラストを描き足してもいいですね。

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トレーシングペーパーからほんのり透けて見えて、思い描いていた通りになりました。

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穴あけパンチで、リボンを通す穴を娘に開けさせました。私の子供なので、間違って下に穴を開けてしまいました。「あっ、間違った!」と娘が言った直後↓です。

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「まー下に穴開いていてもいいじゃん、もう一つ上に穴を開けようか。」と私に促された娘は、続けて上側にも穴を開けました。

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緑色のリボンを適当な長さに切って、二つ折りにし、裏側から両端を通します。その出てきた両端を、リボンの“わ”にくぐらせ、ピッと上に引っ張ったら出来上がりです。

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これを見た娘は「いいこと考えた。」と言いだし、自分の机に持っていき、しばらくしてから、「こうした。」と言いながら、また私の目の前にしおりをさし出しました。

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“こうした”って、“どうしたの?”と思って見てみると、↓のようになっていました。「間違って開けた穴のところに花を描いた。」のだそうです。

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「ほほー、なるほど、確かにいいアイデアだね。」と私が言うと、娘は誇らしげな顔をして「へへーん」と笑っていました。季節を意識したのか偶然か、その花を桜にしたところもなかなかいいんじゃない、とピンク色の色鉛筆で塗られた、先の別れた5枚の花びらを見ながら思いました。

こちら宇都宮は桜の満開時期までもうちょっとかかりそうですが、これから様々な色とりどりの花が咲き出すこの季節、また押し花作りに再チャレンジしたいと思っています。

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下の2点は、最近作りました、色違いの花柄生地使用の“しおり付きブックカバー”です。上側が茶系の花柄で、下側がピンク系になります。こちらは、表面が花柄、裏面が水玉の、生地自体がリバーシブルになっており、茶系のしおりは水玉にし、ピンク系は花柄を表に出してみました。

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手作りの布製のしおりも、素朴でやさしい感触で、紙のしおりとはまた違った感覚です。わりとバッグに文庫本を1冊入れて持ち歩くことの多い私は、何かの時のちょっとした待ち時間などに取り出して読んだりします。手作りのブックカバーをかけた文庫本なら、なおさら、持ち歩くのも取り出すのも嬉しい気分になれそうです。

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この布製のしおりは、出来上がりサイズが、長さ約15cm×幅2cm前後くらいで、7mmほどの縫い代を中に折り込み、周囲を端ミシンでステッチしています。上側になるところには、布で作った細いループを、片側にはタグをそれぞれはさみ込んでいます。(こちらは、ショップにもUPしています。)

読書といえば秋というイメージがありますが、押し花にしても、布製にしても、また新たにしおりを手作りして、春の読書にふけってみようと思っています。

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